「直接会って話がしたい」は基本ワナ

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もの凄い一刀両断感があるのだけど、確かにムッチャ納得できる分析。確かにテキストベースでのやり取りでまともな意思疎通ができない人が、直接会って何ができようか。そしてそれにもかかわらず「直接会いたい」と要望するのは何か意図があるはず。テキストでのやり取り以外で自分が有利な要素を使って、相手を制圧したいという欲望だろう。これが例えば男女間で言葉巧みになんてことだったら、犯罪の香りすらするよねー、とか出会い系サイトじゃないんだしー、的な突っ込まれ方すらあっても不思議ではないのに、そういう問題もかなぐりすてて「直接お会いしてお話しませんか」なんてアプローチをしてくるのは、どういう心象なのだろう。

以前から何度か指摘しているけど、暴力的な高圧行為で相手を黙らせたり、なんか怪しいアイテムを買わせたりって場合も、この手法は使われる。「なぜ直接会う必要があるのですか。こちらのリソースを浪費させてまで」という返しに明確な回答をしてくるだろうか。ああ、あれだ変な金融商品の勧誘と同じだ。「そんなに簡単に儲けられるのなら、あなたがそれを購入して利益を私に下さい」って返せばいいってやつ。


もっとぶっちゃけた話をすると、今件は例の続編の制作関連から持ち上がって来たものではあるけど、この話に限ったことでは無く、ネット界隈のコミュニケーションにおいては必須のお話。というかアレだ。「現実で会って誤解を解きたい」って、それがネット上で出来ない人が現実でできるはずもあるまい。それを成すための「現実」とは強圧行為以外の何があろうか。反社界隈の人達がよくやる手口でもある。

あれだよね。法曹関係者の中にですら、実名至上主義を掲げる人がいるけど、それも今件の直接会って云々とさほど変わりは無い。

まぁ、弁護士と警察と屈強なガードマン1ダースぐらいと、リアルタイム中継の報道関係者や有名ユーチューバーを引き連れてとかいうのならいいかな、とも思ったけど、費用対効果が絶対に合わない。むしろ個人を特定されてその後で各個撃破されてしまう。そういう手口は山ほど繰り返されている。特に反社界隈で。

今回のように、リアルに会いませんかと誘われた(けどいかないよ)という話を公開するのが、最善の防御策となるのかな、という気がする。とまれ、直接会うのは百害あって一利なし、と。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月13日 07:56に書いた記事です。

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