某コンビニの「個人オーナー店が好成績を上げると周囲に直営店が乱立する」件。もしかして「嫌がらせ&利益収奪のために直営店を出す」では無く、「実データとして利益が出る地域に直営店を出す」仕組みが作動しているだけかも。個人オーナー店が利益を出せばその地域での実データが取得できるわけで。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月15日
コンビニの個人オーナーに関する訴訟がニュースに出ていたのが原因なのか、個人オーナー店関連の話がちらほら出てきて、油田採掘の話に似ているなあ、というところからの思い付きというか妄想的なもの。実際の内部ロジックとかは明らかにされようが無いのだけどね。
原油採掘の場合、油田の大元の部分は地下だから、よく採れる採掘所のそばにライバル会社が似たような採掘所を作って、などというネタ話はしばしば登場する。実際には念入りな地価調査の上で掘っていくのだから、そんなことはないのだけどね。まぁ、その類の話は地下水などではよくある。工場でまとめて地下水を使っていたら、近所の住宅での水の出が悪くなったとかさ。
それと同じで「個人オーナー店が好成績を上げると周囲に直営店が乱立する」ってのは、「個人オーナー店が好成績を上げる」「その地域が商圏的にメリットのある場所だという確証度の高いデータが手に入る」「儲けが出やすい商圏に直営店を出すべしというロジックが自動的に働き、候補地としてラインアップされる」という事ではないかな、と。つまり個人オーナー店は商圏の利用価値を精査する偵察隊的なものも兼ねている、と。結果として美味しい場所には直営店がもりもり立つ。
まぁ、確かに、あまり儲からない場所にある個人オーナー店の周辺に、直営店が立って商売が上がったりになったという話は聞かない。
昔は好調なFC店の近隣にオーナーさんもう1店舗出しましょう!と誘って無理なら直営店を出してたんですが今は端からですね。
— ツヨシ (@nob_tun) 2019年4月15日
他方、こういう話もある。けどそれはそれで、個人オーナーのなり手の特性が変わって&コンビニの運営そのものが複雑化して(あるいは仕組み的に変わって)、複数店舗の運営が個人では難しい状態になったのかもな、という気もする。いずれにせよ、実情は各コンビニの中の人でないと分からないのだけど。
ドミナント商法云々ってのもあるけど、結局それで1店舗当たりの売上がかえって増えるってのはあまり考えにくいからねえ。
追記:この辺りを追加
今朝のコンビニのドミナント戦略の感想TWにウソツキ呼ばわり的な罵倒が寄せられているのが少々アレなのでちょいと追加。情報開示書面(JFA) https://t.co/5jkBWGfbkE から。最大手の某FCでは直営店の数はさほど変化無し。加盟店が漸増中。 pic.twitter.com/lk6VPNKzv1
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月16日
他のFC店が開店して商圏を食われて云々という事例は、美味しい商圏では仕事をしたい人が次々現れるということなのかしらね。駅前通りに定年退職後の人が続々とこじゃれた喫茶店や居酒屋的なものを作るみたいな感じ。と、なると問題はどこに、ということに。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月16日
どうも問題は世間一般に言われているのと少々ずれがあるようだ。
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