非医療者の知人が夜間受診したらしく、
— New_Yorkで入浴 (@bath_at_newyork) 2019年4月17日
①救急車で行ったのに待たされた
②いかにも研修医みたいな奴に対応された
③こちらが希望した検査をしてくれなかった
④薬をちょっとしか貰えなかった
と救急あるある4つを揃えたので、グランドスラムと呼ぶことにしよう。
①救急車は呼べば運んでくれるので救急車で来た=優先度が高いとはならない
— オタ小児科医 (@otapediatrician) 2019年4月17日
②病院によるが初期対応を若手がするのはよくある
③どの検査が「必要か」決めるのが医者の仕事。「患者の希望」は特に救急外来で聞くもんでは無い。
④出したくても出せないシステムになってる。
ご参考まで。 https://t.co/cERbqLWnOD
テレビドラマとかだと救急車で救急搬送された患者が他の患者を押しのける形でわらわらと集まって来た医療関係者の治療を受けるというイメージが強いので、救急車で運ばれたら必ず最優先で搬送先の病院のリソースが集中されるという誤解を持ってしまう。しかし実際には救急車での搬送が、病院での対応最優先者を意味するものでは無い。救急車で搬送しなければならないような状態にあるのは事実だけど、それがそのままイコール最優先度となることを意味しないのだな。
実際にはツッコミのツイートにある通りで、救急車は自分で病院まで足を運ぶことが出来ない、緊急性が高いと思われる人を運ぶためのものでしかない。病院まで搬送されても優先順位が自動的に上がるわけでは無い(もちろん病状次第ではあるけど、それは病院に既にいる患者と同じ判断基準)。
さらに患者側の希望による内容の診察は、救急外来では関係が無い。患者が思っていたことが医学的に正しいかどうかなんてのは、実際に専門家が調べてみないと分からない。患者は医者が正しい判断をできるように、現状を事細かに、正しく説明をすればよい。
まあ、最初に語られている対応に不満があり、思うがままの処置をしてほしいのなら、自分だけの専門医を雇うってのが正しい方法なのだろうね。
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