「報道自由度ランキング」の話が出てると思ったら、例のお騒ぎ記者が会見で使ったのですね。例のなんちゃら記者団の指標の方は事実上存在意味は無し。NGOフリーダム・ハウスの方の報道の自由度ランキングを参照すべし https://t.co/RuptXejrZW pic.twitter.com/1UGnY5VYRd
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年4月24日
日本語への翻訳の仕方で微妙にタイトルが変わってくるのだけど、いわゆる「報道の自由度ランキング」なるものはおおよそ2つのものが存在する。一つは国境なき記者団が発表しているもので、日本でも数年前までは事実上これが唯一無比のものとして伝えられていた。そしてもう一つはNGOフリーダム・ハウスによるもの。これは実際にはずっと前から展開されていたのだけど、日本ではほんの数年前からようやく周知されるようになった。
で、ここ一両日、この「報道の自由度ランキング」が騒ぎネタとして挙がってきたので調べてみたら、例の某新聞社の某記者がお騒ぎネタとして使ったという話。もう実態は色々と暴露されているのに、なぜそれを使いまわすのかなという気はする。正体がバレたフェイクの竹光で真剣勝負に挑んでいるような。
日本でなぜ国境なき記者団のランキングばかりが取り上げられ、使われていたかというと、そのランキングを生成する構成員が「その方面」の方々で占められていることに加え、その方が報道界隈にとっても都合がよいからなのだろう......ってこれは毎年この時期になると説明している話ではある。内輪ネタを対外的なものとして、叩きたい相手を叩くための棍棒に使っているようなモノ。特定のゲームメーカーが「今年売れたゲームソフトベストテン」ってことで、ゲーム業界全体のランキングのように披露しながら、実のところ自社ソフトばかりを挙げているような感じ。
ここ数年、ようやくフリーダムハウスの方のランキングの存在が周知され、なんちゃら記者団の方のインチキぶりが暴露されるようになったまでのお話。見方を変えれば、これまではその記者団の思惑にいいように印象操作され、振り回されていたってことなんだよね。これが国境なき記者団なり、それを構成する日本の関係記者の実情ではある。
ちなみにNGOフリーダム・ハウスの方の2018年版はまだ公開されていない。どうも集計が遅れているらしい。そもそも「報道」という意味の本質というか実情というか現状が、想定されているものから随分とずれてきてしまっているので、頭を抱えているのかもしれないなあ、という気もする。
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