情報源が明らかになっていない情報は基本的に採用すべきではない

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関係筋の話とか側近の語りとかいった形で情報源を明らかにせずに流されるリーク情報とか噂話の類。井戸端会議とか休み時間の雑談でのネタとしてなら別に問題は無いのだけど、中身の信ぴょう性はそれこそ鼻紙程度のものでしかない。

この類の話をすると必ずと言ってよいほど「情報源は特定できているけどその情報源の要望でぼかさねばならない」「業界の慣習でこのフレーズを使った場合はこういうサイドからのものだ」という話をドヤ顔で語る筋が現れるのだけど、そんなの知ったこっちゃないし語り側の都合でしか無いし、適当なことを書いてもよいという免罪符でしかない。

そもそも情報源を開示せずに情報そのものを知らしめるっていうのは、信ぴょう性においてゼロに等しいと断じても良い。それが本当に隠されている情報源のものからなのか否か、情報源からの情報を改ざんせずに伝えているかどうか、誰も保証のしようがないのだから。朝日新聞の吉田調書問題が非常によい例だよね。

情報源を開示できない情報は、基本的に寄田話とか居酒屋での戯言以上のレベルで公にしてはいけない。なぜなら裏取りができないから。裏取りをするための情報の支え、道しるべ的に使うのならいいのだけどね。こういうリーク情報があるので、この方面に重点を置いて探りを入れてみようかとか、こんな話が合って信ぴょう性が高そうなので、その時期の動きを再精査して裏付けを確かなものとしてみようかという感じ。

そもそも裏取りができない、情報源が明らかに出来ない情報ってのは、情報源が意図的に流しているネタ話だったり誤情報が混じっていたり、さらには情報戦の一環だったりする。そのレベルの話が平気で一次情報として報じられるってのは、本当は非常に問題である、憂慮すべき事態ではあるのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2019年4月28日 07:20に書いた記事です。

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