根回しという言葉のイメージは悪いけど大切なことだよね

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昨今では根回しというと事前の裏工作で、しかも不当・違法行為も多分に含まれる、ルールに沿ったものでは無いというイメージが強く刻まれてしまっていて、それをやるのは卑怯でしかなく、正々堂々とぶっつけ本番でやるべきだ、なんていう考え方まであるような気がするけど。よく考えてみると、事前の準備を否定してどうするねん、試験前に試験勉強をしないようなものじゃないのかな、という気がする。


で、Wikipediaだけでなく辞書サービスなどで調べても同じ結果なんだけど、元々根回しってのは樹木を移植するに先立ち準備する一連の作業のことを指していて、それから転じて物事を行う際に事前に関係者からの了承を得ておくこと(下打ち合わせや事前交渉などの段取り)を意味するようになったまでの話。相手方とのやり取りも含めた、下準備というか、事前の手配を意味するわけだ。試験勉強の場合は自分だけだから、ちょっと違ったね。

無論根回しにはリソースが必要になるので、リソースの無駄使いなんて指摘もあるかもしれない。けれど、成功確率を上げるために事前に行えることの手口を用いるだけの話で、何も悪いものではない、とは思うのだよね。無論その手口の中で非合法・不当なものがあれば話は別だけど、それは根回しだろうと何だろうと変わらないからねえ。

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このページは、不破雷蔵が2019年5月 3日 06:56に書いた記事です。

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