興味の対象が別にあると目の前の車も見落としてしまう

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先日の高齢者による交通事故の話。子供と同じでブラウン運動をするようなものだとは説明したけど、こういうケースは視界の左右を塞がれた馬車の馬みたいなものかなあ、と思ったりする。「たまたまこういう事案に遭遇した、n=1だろ」というツッコミがあるかもしれないけど、当方も第三者視点からだけでなく、自転車に乗っていてこういう人に遭遇してエライ怖い思いをしたことが何度もある。

これ、子供が興味を持ったものに視界をとらわれて飛び出してしまうケースと同じなんだよね。子供は瞬間的に高速で飛び出すけど、高齢者はスローリーで、でも確実に歩いてくるので、それはそれで怖いものがある。

子供の場合は注意散漫、世の中の常識がまだ会得しきれていないってのが主なんだろうけど、高齢者の場合は他に払う注意力そのものが足りないとか、視界範囲として自分の注目したもの(特段突発的なものが無くても「道の向こうに行きたい」のならその目的地だけとか)しか見えないってのがあるのだろう。

一方でリプライでもちらほら見受けられるけど、自分が道路を横切るという危ない行為をしている認識はそれなりにあるけど、歩行者はエライのだから車がよけてくれるに違いないと勝手解釈している場合も多々あったりする。これはこれで怖いんだよね。どのような場面でも同じことを繰り返すから。

高齢者が目に留まったら近くを走るな、ともいえないしねえ......難しい話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年5月 7日 07:03に書いた記事です。

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