登録したり有料会員にならないと読めない部分に本旨がある新聞記事とちら見せの罪悪

| コメント(0)


紙媒体の新聞でもタイトル部分でサプライズ的なものを書いて注目を集めさせ、いざ手に取って中身を読んだら事実上フェイクなタイトルだったというのは結構ある話。さらに新聞を収めるケースから出ている部分だけを読むとびっくりするけど、ケースから抜いて全体を見ると違っていた、とかね。「かも?」「という話」「噂」が隠れていたりとか、いわゆる東スポ手法。

それと同じようなことを、もっとあくどい形でやっているのでは、という感が最近強くなってきた。新聞記事においてタイトルと中身がまったく別物だってのは以前から何度か指摘しているけど、それにとどまらず、有料記事部分とか登録しないと読めない部分に本旨的なものとか全体の設定を書いておいて、無料記事部分だけを読むと別の意味に読めてしまったり、異なる印象を覚えてしまうようなもの。

「別の意味」「異なる印象」が多分に客引き的なものであるからたちが悪い...というよりは意図的にそうやっているとしか思えない。「人類は滅亡する」と無料部分に書いて、有料部分には「そんな夢を昨日見ました」としめるようなもの。


さらにポータルサイトなどへの転送配信の場合、その登録部分の先に別の記事があるってことすら分からないってこともある。その上、媒体そのものの信ぴょう性というチェックもし難くなってしまう。

この辺り、本当にどうにかならないのかねえ。確かにその方がねこだましのように注目を集めることはできるし集客の成果もあがるだろうけど。その分読み手は確実に不利益を被るし、新聞社側も大切なものを削り取っているような気がするのだけどね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2019年5月 9日 07:24に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「吉野家がライザップと共同で米の代わりに生野菜を詰めた牛丼を発売」です。

次の記事は「例の事故の記者会見で「報道とは何ぞや」と考える」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30