「東洋英和女学院の院長で、同大教授の深井智朗氏(54)について、研究上の著作に捏造などの不正があったと認定したことがわかった。すでに同女学院側に辞意を伝えたという。」
— KK (@hypergiac) 2019年5月10日
存在しない神学者、著作で捏造...東洋英和トップ : 国内 : 読売新聞オンライン https://t.co/dM9ukMouyE
著作に捏造と盗用、東洋英和・深井院長を懲戒解雇(読売新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/mPcH52Ur1E @YahooNewsTopics コメントを入れておいた件
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月10日
昨日大きな注目を集めた不正事案。大学の院長が不正をやらかし、調査委員会にも不正な資料を提出してごまかしていたのを、調査委員会がずんばらりんと一刀両断にしたお話。いくつかの報道で深井智朗氏のステートメントも出てるのだけど、どうもその文面の限りでは自分のやったことの大きさというか問題の深さってのを認識していないような気がする。STAP細胞の当事者のO女史みたいな姿勢、と表現すれば分かるだろうか。
『ヴァイマールの聖なる政治的精神』において「カール・レーフラー」なる人物を捏造、また『組織神学の根本問題』から文章を盗用、「エルンスト・トレルチの家計簿」において根拠史料を捏造。以上の三点の不正を認定したとのこと。
— Daisuke Tano (@tanosensei) 2019年5月10日
「カール・レーフラー」が書いたとされる論文の写しが参考資料として添付されているが、捏造だとするとこの写しも作ったのかな。何というかもう...。
— Daisuke Tano (@tanosensei) 2019年5月10日
存在しない論文から引用しただけでなく、その論文の写しをタイプライターで捏造してしまったのだな。しかもその論文の内容は別の論文からの盗用ということらしい。
— Daisuke Tano (@tanosensei) 2019年5月10日
調査委員会に対して提出する資料も捏造しており、これはちょっと前代未聞の悪質さでは。
— Daisuke Tano (@tanosensei) 2019年5月10日
「行為の悪質度については、被告発者は、実在しない人物や論文及び借用書から捏造した。この行為により、世に出された著書及び論考は、根拠なく結論が導き出されており、研究者のみならず一般読者にとっても非常に悪影響を及ぼしていることは明らかである」一刀両断である。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月10日
発表資料がよくできていて、パワポの中身だけで大体状況が把握できるのだけど、一応その方面での著名人で大学のセクションでのトップにある人がこういうことをやらかすのか、と思うと少々口をへの字に曲げた上での笑いがこみあげてくる。
今日懲戒解雇された東洋英和女学院長(ドイツ宗教学)の研究不正問題は、
— アイさんのお尻 (@bot99795157) 2019年5月10日
・架空の論文を捏造
・架空のデータを捏造
・ついでに盗用
という役満状態なんだけど、それを徹底的に調べ上げた調査委員会の仕事が鮮やかすぎてもう逆に笑えるのだ。https://t.co/lUeNRNFauS pic.twitter.com/XNVfQmcYMX
研究活動上の不正行為に関する調査結果について(東洋英和女学院大学) https://t.co/0LzDCn1pFM 読んだけど検証に大変なリソースを費やしたでしょうに、その観点でも怒り心頭な感が。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月10日
アマゾンで当事者名検索したら https://t.co/WdKEktq4qF 結構その方面の書籍に携わっているのですが、これらへの信ぴょう性が一気に吹き飛んだ感。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月10日
「嘘をつくのは低コスト、嘘を検証するのは高コスト」非対称性の宇宙大原則 https://t.co/e18eRr4pMU 5年前の記事
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月10日
今件では調査委員会の報告書を読むにつけ、これは嘘よ、あれも嘘よとざくざく切り捨てる様子が非常にすっきり感はあるのかもしれないけど、同時にこのような結論を出すまでに調査委員会はどれほどの労苦を重ねたのだろうかと思うと、頭が下がりすぎて腰が砕けそうになる。「嘘をつくのは低コスト、嘘を検証するのは高コスト」が改めて認識できる次第なんだよね。仕事じゃなきゃ、あそこまではムリなんだよね。この辺りの構図、どうにかならないものなのかな......。
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