携帯電話料金の明確化。「ここまで安くなりうる」ではなく「まずはこの価格から」が知りたい

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当方は半年おきに携帯電話を買い替えるような人ではないから実体験の上でのピンと感は無いのだけど、携帯電話の料金制度があまりにもごちゃごちゃしすぎているというのと、報じられる、流してくるリリース、発表される内容が分かりにくい、というかあえてそうしている感が強くて、いったいどこを向いて話しているのかなという気がする。

消費者が知りたいのは基本的な部分。そしてその上で、色々とオプションを選択したらどこまで変化するのか。まずは基本が知りたいのであり、可能性の可能性的な、ごくまれぐらいの可能性として、ここまで成り得るってのは知りたい話としては優先順位が極めて低い。一番くじで特等の話しかしないようなもの。ガソリン価格だって普通はリッター当たりの金額を明記して、実際に払う時に会員割引とか計算するよね...と思ったけど、中には会員割引価格を看板に堂々と書いちゃってるのもあるか。

とまれ、利用者側の需要に応えて無いだろ、という印象が強い。


一方で売り手側としては、これ以外の説明は無いのだと思う。本当のことを書いてしまうと買い手側が引いてしまう、敬遠してしまうから。消費税周りでも小売りが頑なに外税表記を望み、理由としてはひたすらに「内税表記にすると高いと感じた消費者が購入を控えてしまう」というもの。外税でも内税でも結局買い手が支払金額は同じなのだから、安く見せるように支払い額とは別のものを大々的に表示させるってのは、単なる錯誤誘導と同じだろ、というツッコミも意に介さず。

こういうことばかりしていると、消費者側の売り手への不信感が強まり、需要そのものが細る要因となりかねないのだけどねえ。

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このページは、不破雷蔵が2019年5月14日 07:28に書いた記事です。

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