......まあ、世の中には「小説? 漫画? なんでそんな『嘘』にお金払うの? 情報誌以外、本なんて全く無駄だよね?」とか真顔で言う人も実際に居るからなあ。どんな幼少期送ってきたのだろうと思ったりする。
— 榊一郎 (@ichiro_sakaki) 2019年5月18日
ここまで極端な人は少ないにしろ、「でも結局、嘘の話だよね」だけで論破しようとする人間は複数いた。しかし自分は虚構の物語に昔も今も心を救われているのだから、そこに価値がないとは言わせない。
— karzusp (@karzusp) 2019年5月18日
確かに創作系のお話ってのは突き詰めれば書き手の妄想、嘘話でしかない。漫画も小説もノンフィクションもの以外は全部嘘、作り物ってことになる。そういう嘘が無駄だというのであれば、漫画も小説も全部無駄。事実の情報だけを仕入れていればそれで問題無いという考え方も出来るし、そういう見方を否定するわけでは無い。
けど、嘘の話を現実の話であるかのように語って人を騙したり悪事を成すという、デマ屋やペテン師ならともかく、あらかじめ嘘話であることを伝えた上での語りは、創生した世界を相手に披露するという表現も出来よう。そもそも嘘ってのはニュアンス的に、相手を騙すために本当のことのように思わせる作り話ってのがあるからね。
結局は価値観の問題だから、作り話に対価を見出せないのなら、それはそれで構わない。けれど、その価値観を他人に押し付けるのはどうかなと思うし、嘘の話でも魅力を覚え、対価を呈する意味のあるものも多分にあると思っている当方にすれば、嘘だからというだけで価値が無いと判断するのは、あまりにも味気ないし勿体ない気がするのだけどな。
コメントする