先ず最初に私は痴漢は撲滅するべきと考えているけど、痴漢撃退の為に安全ピンで刺す話を聞いてモヤモヤしてたから警察の性犯罪相談室や生活安全係に問い合わせてみた(合計3ヶ所)。
— Hound (@Hound_7) 2019年5月17日
結果、自分が聞いた所全て『推奨しない』だった。理由はやはり傷害罪の可能性があるから。(続く)
(続き2) 痴漢された被害者が思わぬ方向で不利になる方法、それは安全ピンで刺した後に冤罪だったor痴漢が立証されなかった場合、相手から訴えられる可能性があるとの事。だからいくら安全ピンとは言え刺すと言う行為は推奨出来ない。あくまでも自分が聞いた3ヶ所の課では要約するとそんな内容だった。
— Hound (@Hound_7) 2019年5月17日
(´・ω・`)傷害罪多発させることにもなります。私刑の冤罪で無実なのに刺されたり、安全ピンからナイフ等にエスカレートもしかねないため。正義に狂うと始末に負えなくなります
— moltoke◆Rumia1p (@moltoke_Rumia1p) 2019年5月22日
記憶の限りでは過去にも似たような話が何度か挙がって、そのたびに問題が指摘されて引っ込んだような記憶がある、痴漢防止というか対抗策として安全ピンを常駐していざという時にはそれで反撃しろという話。当方は法律方面の有資格者では無いので断言はできないけど、それでも指摘されているような結論は容易に導き出せる。というか一般の理路整然とした論理立てでここに至るよね。
過剰防衛的なもので法的にも問題ってこと。相手が悪いかもしれないからぶん殴っていい、というわけでは無いのだよね。正当防衛の意味って理解している? 対象を誤認していたら? 私刑を、攻勢自己防衛を認めていたら際限が無くなってヒャッハーの世界になってしまう。それに、反撃をしたとして、それで相手が過剰反応をせずに引っ込むという確約がどこにある?
そもそも、なぜ「正義だから、自分は弱い立場だから、相手を問答無用で傷つけてもいいのだ」という主張が、正当性があるかのように語られるのか、それが不思議。刑罰の実行権限を個人が持つわけでもなく。正当防衛ですらなく。
痴漢されたら防犯ベル使っておきゃいいじゃんって思うの、あたいだけ?安全ピンなんて過剰防衛するよりゃマシでしょ
— 各務原 夕@吾はもっと休みたい (@nekoguruma) 2019年5月23日
怖かったら防犯ブザーなんてのも押せない、使えないよというのは分かる。けどそのような状況なら安全ピンはもっと使えない。ブザーならば何かあって使った時に、反撃されたり過剰防衛行動で自分がさらなるダメージを受ける心配も無い。
...ああ、そうか。この痴漢対策としての安全ピン騒動って、子供の防犯用に拳銃やナイフを持たせましょうってのと同じ論調なんだ。そう考えれば、いかに無茶な話であるかは理解できるはず。
コメントする