昨日来た子はマイクラの中にひいおばあちゃんのお墓を作っていた。ちゃんと花も入れ替えて。
— 中里祐次@Branch (@wato) 2019年5月23日
自分が一番生きてる空間の中にひいおばあちゃんの思い出を残しておきたかったんだな。
新時代感をすごい感じた。 pic.twitter.com/yoczrnHKve
ツイートの内容がやらせやフェイクでは無いという100%の確証があるわけではないのだけど。そしてお墓の概念自身が作り手にとって、一般的な大人の持つそれと同じでは無いのかもしれないけど。身近な社会の中で自分にとって大切な存在だった人を忘れないようにする、思い(出)を体現化するという意味合いを持つお墓という観念を創生する観点としては、これは決して間違った、不作法なものでは無いし、十分に今後普及するというか、気が付いたら当たり前の切り口になっていたという可能性もある。「ウルティマオンライン」とか「セカンドライフ」において土地の奪い合いがあったような感じ(後者はちょっと違うかも)。
物理的な存在となる墓石などから構成される墓地のお墓と違い、ネットワーク上の世界にあるお墓は、そのデータが何らかの形で消えてしまったらそれでオシマイとなるし、サーバー上に置かれているタイプのものならばサービスが終了したら消えてしまう。けれど、手持ちにデータを残せるようなものだったら消える可能性は随分と減るし、第一物理的な墓石にしても無くなる可能性はゼロじゃない(墓地そのものが管理するお寺と共に廃業してしまうってこともある)。
これって考え方としては、位牌とかお仏壇と似たようなものだと思うのだよね。バーチャル墓地とか位牌みたいなもの。じきにさらに手が加えられて、VRでお墓参りができるようなVR墓地サービスなんてのも本格的に出てくるかもしれない(すでにあるような気もするのだけど)。
もっとも宗教の専門家の方々の目から、このような動きはどう見えるのかな、と思うと色々と不安だったり興味深いところではあるのだけど。
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