世界で高齢化進む "2050年には6人に1人が高齢者" 国連予測 | NHKニュース https://t.co/LIozkBlvW6 国連の人口予測データ更新も確認。逐次記事をアップデートしないと......
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月18日
働く世代の負担、日本が世界一 国連統計、少子高齢化が影響(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/5SzHKy0pBT 記事の内容が雑なので一次データといくつかの国についての試算を解説で追加。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月18日
国連の世界人口の推計データとなるWorld Population Prospectsが先日更新されたようで、いくつきニュースとして配信されていた。当方の本家サイトでもこのデータを基にした検証記事がいくつかあるので、順をおってになるけど再分析をしていかないと。
今件では「潜在扶養率」なる聞きなれない言葉が乱舞している。65歳以上の人口に対する25~64歳の人口の比率という定義があるけど、国内の関連報告書とか国連の以前のレポートでは、15~64歳で65歳以上を支えるって話じゃなかったっけか。何か定義が新しくなったのかな。で、その値を計算すると日本がダントツだそうな。元々15~64歳の計算でもそうなっていたからあまり驚きでは無いのだけど。
試算では2020年時点では日本は1.76、米国は3.12、韓国は3.84、中国は4.89、世界全体平均は5.32。
日本では高齢社会白書による「何人の働き手が1人の高齢者を支える社会となるのか」の値が知られていますが、こちらは65歳以上を15~64歳で支えた場合の想定ですので、前提そのものが違うため単純比較はできないものの、2017年時点では2.2人となっています。
で、元記事が指している報告書は見つからないし、似たようなリリースはあったけど書かれている内容が何か微妙に違うしで、大元のデータを引っ張り出してきて概算した次第。この類の話は報道でも結構雑でデタラメなことをやらかすからねえ。
「潜在扶養率」についても時間があれば新たに記事を書き起こしてもいいかな、とは思っているけど、結構難しいかも。技術的なハードルはともかく、時間が、ね。
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