【不破雷蔵さんのコメント】一次資料は 2019年の還暦人(かんれきびと)に関する調査 www.pgf-... ▼還暦の貯蓄額25%が百万円未満 2千万円に遠く届かず https://t.co/mVxkiEpGWA 文字数が足らぬ。図版も入れたい。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月16日
例の金融庁の報告書のマスターが手に入ったので、もりもりとツッコミを入れるマシンと化している当方。そういや先日PGF生命からこの調査結果の報告書が届いていたっけ......と思い返しながら中身を見てみたら、例の報告書と絡めてごく一部にスポットライトを当てて騒いでいる始末。報道もひどいレベルになったものだと実感。通信社が「話題となりそうだ」とか使うかね。
で、ツッコミとしては
もやっとした印象的なワードに惑わされず、事実を見極めることが重要です。
ということを書いたのだけど、文字数が2倍ぐらいは必要だし出来れば図版を入れたいよね、というところ。共同通信では関連しそうなフレーズを並べて騒ぎたいというところなんだろうけど、調査の内容をよく読むと色々と「それはこの記事で使ったらあかんだろ」という話が盛りだくさん。そもそも定年退職前の存在が多分にあるにもかかわらず、貯蓄が100万円未満の人達に焦点を当てて騒いでいる。加え、貯蓄という概念そのものが随分と変質してしまっているので、流動性口座のところにぶち込んでいるのは違えている可能性も否定できない。住宅ローンの概念も吹っ飛ばしているし。
文字数不足で書ききれなかったけど、「4人に1人が100万円未満というのは衝撃的な結果。一方で平均額は増えており、格差が広がっている」というPGF担当の話。調べてみたら還暦人に関する調査は過去三回のみで、貯蓄額の項目は今回も合わせて2回のみ。それでは統計的なぶれが以下略。 pic.twitter.com/KCmphVEAKD
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月16日
またPGF生命のコメントとして「格差が広がっている」ってあるけど、還暦人に関する調査はこれまで3度しか行われておらず、さらに貯蓄に関しては2回しか問われていないのだよね。つまり単純に前年との比較だけに過ぎない。傾向を見出すのには早急すぎると思うのだけど、どうなんだろう。
そもそも論として、事実を大げさに、紛らわしく、嘘も織り交ぜて大騒ぎ伝え、人心を惑わすことが報道なのかな、しかも通信社のやることなのかな、と何度目だろうこんなことを考えるのは。
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