日本のエリートはエリートになってから勉強しないので若い頃の学問が絶対だと信じているんだよな。
— 擲弾兵 (@tekidanhei) 2019年6月10日
だから90年代初頭に学んだ緊縮やコストカットが延々と幅を利かせているわけで。
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— 中村甄ノ丞あるある早くいいたい (@ms06r1a) 2019年6月11日
エリートでなくても現場の資格職の人でも結構それで、結局この国って大人になってから勉強するって習慣がまるでないというか、その環境が整ってないのだよなぁ。
こういう指摘をすると多分に「そうでない人もいる」という反論があって、それは確かにその通りで世の中ゼロイチなんてことはありえないし、特定の一人に限ってもアップデートをしている部分は多々あるのだろうけど。傾向として指摘されているような「世の中の流れ、環境の変化に従う形での情報のアップデート、確からしさの補正」が適切に行われていないな、という感は強い。ヒドイ例えだけど地動説をいまだに信じていたり、東西ドイツが存在しているとの前提で欧州問題を考えているような感じ。
習った、記憶した時点では正しい情報だったとしても、時間が経過して世の中が変わっていくに連れて、正しくないものに変わってしまう事がある。それは「当時は正しかった」だけの話であって、今でも不変的に通用するわけではないってこと。常識や正解は常にゆらいで姿を変えていく。でも、経験則やら過去の情報に固執しすぎると、世の中の実情との間に齟齬が生じてしまうことになる。
その齟齬を認識して正しい実情に補正できる能力・気構えがあれば、現状を常に掌握する心構えとその実行動、例えばOSならばアップデートのようなものができればいいのだけど、エリートのような上がり的なポジションに立つと、そういうアンテナが何故か閉じられてしまう事が多くなる。同じようなポジションにいる人達との間で狭い世界を作ってしまうからなのか、世の中全般を軽く見てしまうからなのか。自分が神的な存在だと誤認してしまうからなのか。
でもそれでは古い情報に固執したままの、時代遅れな認識の上での判断が行われてしまうことになる。本人にとって不幸なのは正直なところ自業自得かもしれないけど、その判断で惑わされる部下の人とか影響を受ける人はたまったものではない。
お医者さんなど一部の資格業では、情報のアップデートをしないとアウトな職もある。免許更新制のものは大体そうかな。自動車免許が一般的には好例かな。本来ならそういう情報のアップデートを行う仕組みを、もっと広範囲に導入すべきなんだけどね。
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