パン業界激震 「イーストフード・乳化剤不使用」表示の是非(NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース https://t.co/HfCbh1bA3q
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年5月23日
添加物や天然ではないものを敵視するあまり、少しでも『添加物っぽい何か』が入っているものを避けて生活している人々を、私は時間を無駄にして気の毒だと思っている。でも「いいものを食べる正常な自分」に酔いたい人はそうすればいいとも思ってきた(私も菜食主義ごっこは時々やるので、気持ちは続
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
ちょいと前に話題に上ったヤマザキのお話に絡んだ指摘。そういや似たような話がもやしもんでも出て来たよね、自然にあるものが押しなべて善でそうでないものはすべて悪という考え方はシンプルだけど正しいとは限らないってやつ。
確かに自然は偉大なものだし、それに似せたりその意図を違える形で人さまが作ったものなど害がないわけはないじゃないか、企業が自分の思惑で色々とやっているのだからどこかしら身体に害があるに決まっている的な発想は陰謀論的で魅力があるし、分かりやすい。前世紀のテレビ番組で特集が毎週組まれて放送されていそうだ。
わかる)しかしメーカーの方がその消費者の気持ちに寄り添いすぎて、本来取り除く必要のないものまで取り除き「無添加」をうたい続けるのは、業界にとってマイナスではないかと思うようになった。添加物とはなんであるか、その意義をきちんと説明している誠実な企業の方がはじかれるようであっては(続
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
ならないのではないか。
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
この構図って、しばらく前にブームになった無農薬リンゴを作る方のお話に似ている。「無農薬」とうたっているリンゴは実は無農薬ではないかもしれないのだ。その人はわさびや酢をつかった虫除けの手段を披露していたが、それが農薬にあたるという意識はなかった。
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
「ワサビや酢ぐらいいいではないか」という声が上がっている。しかし。重要なのは「ワサビや酢が農薬に当たるのを知らない」というその方の知識のアップデートの遅れである。その方はほかの物も「農薬ではない」と思って使い、「無農薬」という称号を自分の製品に冠しているのかもしれない。いっぽう
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
農薬の区分について熟知したうえでワサビや酢を使った農家は自分の生産物を「無農薬」とは呼ばないのである。どちらが誠実な生産者であるか(実際にあの方以外でワサビや酢をつかっている農家があるかは私は寡聞にして知らない。あるかもしれない)。
— 田口たつみ (@tag_tatsumi) 2019年5月23日
けれどその気持ちを悪用する、重要視しすぎるあまりに、お気持ちファーストな形となったり、有益なものまで除外する風潮が形成されたのでは、語った側のお財布が膨らんだとしても、世の中全体にはマイナスとなるかもしれない。何より真面目にやっている人達が馬鹿を見るみたいで不条理ではある。
正直者が馬鹿を見る世の中では、正直者がいなくなってしまう。そうなると結局多くの人が痛い目にあうことになる。社会全体が損失を被ることになるのだな。
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