太平洋戦争の戦局が後半に差し掛かった昭和19年3月、朝日新聞が発行したプロパガンダグラフ誌「勝たずして何の我等ぞ」。以前から存在は知っていたが、先日割合と安値で出たので先日購入。「FRONT」とは別の制作だが、グラフィックな見せ方が当時としては新しく、デザイン資料としても価値あり(^ ^; pic.twitter.com/06C94NCxME
— よしぞうmaro' (@yosizo) 2019年6月15日
ここ半年以上は土日がサルベージマンと化していることもあり、資料の取捨選択には敏感になっているし、戦中の資料も時々出てきたりするので、この類の話には色々と共感させられたりする。相場確認のために古本屋や買取業者のサイトを検索することも日常茶飯事となったし、ね。
で、これは戦中の朝日によるプロパガンダな写真集、「勝たずして何の我等ぞ」。1944年だから日本の敗北が色濃く...というわけでは実はまだ無かったりする。日本の国民の多分が「日本って負けてね?」という認識を持つようになったのは、1944年6月のマリアナ沖海戦での敗北以降。
勝たずして何の我等ぞ - 国立国会図書館デジタルコレクション https://t.co/V7uiBegXGR モノクロならいつでも確認が可能 pic.twitter.com/6eiIc2HlTH
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月16日
時折ネタ話・コラ素材として出てくるこれは、ここが原典だったのですね pic.twitter.com/jMtUS2TaoR
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年6月16日
興味を覚えて検索してみたら、国会図書館のデジタルコレクションに同じものが収録されていたりする。ネット上で時折ネタ的に登場する図版も、実はここからだったんだなと初めて知って勉強になった。
他方、どのようなものかを知ることはできても、手で実際にとって確認することはかなわない。やはり本物、紙媒体にはそれなりの存在意義、価値というものがあるのだなということを再確認させられた次第ではある。
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