新しい梱包材と梱包のされ方と

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梱包材といえばいわゆるぷちぷちが有名だけど、アマゾンをはじめとした宅配通販の有名どころでは個別にびっちりとビニールのシートで創られた段ボールの枠で固定する方法とか、小さな透明の枕のようなビニールの袋の数珠繋ぎみたいなものを敷き詰めるようなものが採用されるようになった。そしてさらにここ数か月、半年ぐらい前からかな、厚手のわら半紙を梱包材として使う事例が増えてきた。要は梱包材としてよく使われる新聞紙の代わりに専用のわら半紙を用いるというもの。

コスト的にはどうなんだろう、使われる頻度が高くなっているからこちらの方がいいのかな、とは思いながら。最近増えてきたのが写真のような事例。

一応梱包はされている、はずなんだけど、受け取った時点で明らかにがちゃがちゃしていて箱の中でシェイクされているのが分かる。開けてみるとこんな感じで、一応梱包材は詰められているけど、固定されるどころか敷き詰められてすらおらず、意味を持たない...どころか、ゴミが一緒に入っていましたと表現されてもおかしくないような状態。

多少シェイクされても問題がない商品だからいいけど、搬送状況次第では箱の隅がばきばき逝きかねない。一例だけならいいけど、この類の「梱包材の意味を成さない梱包のされ方」のケースが増えてきた。

一応梱包材そのものは入っていて、しわしわにされているから、行程そのものは行われているはず。ただその作業を手掛ける人において、梱包の必要性そのものを理解していない、適当にぶちこんでしまえばそれでいいという発想から先に進んでいない感が強い。

「箱のサイズがでかすぎでは」との指摘もあり、それは確かにそうなんだけど、商品に合わせた箱を適切にチョイスする手間を考えれば、このぐらいの余裕は仕方がない。やはり梱包の仕方に関するマニュアルがいい加減なのか、それを手掛ける人がいい加減なのか。

これ、まだ実害が出ていないからいいけど、新品を購入したら梱包の甘さでごちゃごちゃになって、箱を開けたら中古状態な傷つき具合とかになっていたら、やっぱりショックは大きいよねえ。

単にコスト削減のために梱包材を減らしているのだとしたら、本末転倒でしかないのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2019年6月22日 07:22に書いた記事です。

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