業界の熱中症対策用品カタログなどを調べていますと、やはり温度を下げる「冷却」用の製品と並んで、冷たく感じる「冷感」グッズが紹介されている事も多く、両者の違いに説明が足りない点は問題に思います。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2019年6月21日
ヒンヤリ感じる事と熱を奪う事は別ですから、冷感だけに頼れば却って熱中症の元になります。 pic.twitter.com/ncnzc4Nfer
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2019年6月21日
以前冷えピタ系のシートの話で似たような、あるいは真逆のことを話したような記憶もあるのだけど、冷感と冷却とは別物ってのはストレートで分かりやすいフレーズ。使用者が冷たく感じる冷感グッズはあくまでも冷感であって、冷却とは別物であるってのは重要な話(冷却ジェルシートの場合は水分蒸発時の情発熱で温度を下げる実効果がある)。
使っていて冷たいなと思っても実際に冷えていないのであれば、精神的な面でのカバーはできても実態としては何の役も経っていないから、気が付いたら身体の方がオーバーヒートを起こしてしまいかねない。高齢者が水分不足や体温の動きに鈍感となり、大丈夫と思っていてもいつの間にか熱中症になっていた、というアレとまったく同じ状態。
生体物質に実冷却効果があるか否かという問題にもなるとは思うのだけど、確かにメントールで冷感ではなく冷却効果まであるのなら、工業用のあれこれに使いまくりとなる。これほど便利なものは無いってね。だけど現実にそういうことはないから、実効果は期待できない。
......まぁ、ノートパソコンにメントールを塗ってみるってのも面白いネタ写真が撮れるのだろうけど、あくまでも笑いネタとして、なのだろうな、と。
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