切替式の多言語表示案内板

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これは以前にも何度か取り上げた記憶もあるのだけど、目につく度合いが高まってきて、それに伴う違和感、不便な認識も強さを増し、その理由が色々と指摘されているので、覚え書きも兼ねて。

結局この問題って、現状の解決法は単に日本語以外の言語利用者、そしてこの類の話にご意見をつける方々への「対処はしていますよ」というアピール、さらには反論やらクレームを封印するためのポージングの意味合いが強いのでは、と思ったりする。声高な意見を封殺するために対処をしていくうちに、結局皆が不幸になるという、よくあるパターン。

表示言語種類数を増やせば増やすほど、一言語での表示時間は短くなる。情報を読み終える前に次の言語表示に移ってしまい、情報が取得できなくなってしまう。他の言語を読める人などそれほど多くはないのだから、例えば4種類の言語表示切替パネルならば、1分間に15秒しか情報が表示されていないのと意味は変わらない。

指摘されている通り、常に日本語なり英語は表示をしておいて、併記する形で他言語を切替の形で表示するのが望ましいのではないかな。利用者構成比とか、公用語は何であるかを考えれば、それが相当な気がする。


立て看板のような静的なものならともかく、電光掲示板などの動的なものを現状の単純切り替え方式で表示することのメリットはどれほどあるのか。公正に、平等にというのなら、ロシア語やフランス語、イタリア語、ドイツ語なども表示しなきゃだめでしょ、ということになる。いわゆる悪平等、という事例なのかなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2019年6月25日 07:21に書いた記事です。

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