交通機関における多言語表記の是非。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2019年6月24日
デジタルサイネージなどの動的な表示に限って申せば、私自身がこれを読み取ろうとした経験からは「切り替わりが早すぎて、全ての言語も読みにくい」という問題は感じました。
ただしこれは方法の問題であって、多言語表記の排除に直結すべき話ではないと思います。
それは"静的な"表示にも通じる事ですが、「限られた空間と時間」という必須の条件の下、多言語という重複する情報を1個所に収納する際に起こる問題です。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2019年6月24日
単純にそれぞれの言語を順に示すのでなく、例えば固有名詞の英語・ローマ字表記だけは常に併記、または回数を増やす事も一つの方法と思えます。
これは以前にも何度か取り上げた記憶もあるのだけど、目につく度合いが高まってきて、それに伴う違和感、不便な認識も強さを増し、その理由が色々と指摘されているので、覚え書きも兼ねて。
結局この問題って、現状の解決法は単に日本語以外の言語利用者、そしてこの類の話にご意見をつける方々への「対処はしていますよ」というアピール、さらには反論やらクレームを封印するためのポージングの意味合いが強いのでは、と思ったりする。声高な意見を封殺するために対処をしていくうちに、結局皆が不幸になるという、よくあるパターン。
表示言語種類数を増やせば増やすほど、一言語での表示時間は短くなる。情報を読み終える前に次の言語表示に移ってしまい、情報が取得できなくなってしまう。他の言語を読める人などそれほど多くはないのだから、例えば4種類の言語表示切替パネルならば、1分間に15秒しか情報が表示されていないのと意味は変わらない。
指摘されている通り、常に日本語なり英語は表示をしておいて、併記する形で他言語を切替の形で表示するのが望ましいのではないかな。利用者構成比とか、公用語は何であるかを考えれば、それが相当な気がする。
それに対抗するアンサーとして「じゃあ日英中韓のすべてをマスターする」を半ば実践している者ですが、全画面を順繰りに切り替える方式だとわりと誰も得してないと思います
— Sakazaki Motohiko 坂﨑基彦 (@Tokyo_Seoul) 2019年6月24日
そもそも馴染みのない地名を長々とアルファベットやハングルで表示されたらあんな短い時間で認識しきれません
動的な表示では「(静的なものと違って)切り替える事が出来る」といった、本来は利点になるべき所が、未だ結果的に悪く出ている部分は感じます。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2019年6月24日
画面や文字のサイズひいては見る距離の問題もありますから、現状のままでは一筋縄ではゆきにくいでしょうが、併記や切替方法に改善の余地がありそうです。
立て看板のような静的なものならともかく、電光掲示板などの動的なものを現状の単純切り替え方式で表示することのメリットはどれほどあるのか。公正に、平等にというのなら、ロシア語やフランス語、イタリア語、ドイツ語なども表示しなきゃだめでしょ、ということになる。いわゆる悪平等、という事例なのかなあ、と。
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