スマホゲーって危険なんよ。文化的に。TVゲームや演劇・映画・アニメ・小説・漫画などは世代が違っても大抵過去の傑作に今の世代も触れられる。
— もへもへ (@gerogeroR) 2019年7月4日
がスマホゲーだけは娯楽の中で確実に20年後昔傑作に触れられないだろう。
シングルプレイのゲームすらストアから消える。
これすごく怖いことなんだよ。
昨夏から自分の資料などの総点検と片付け整理をしている中で、この類の話は実体験として痛いほどに認識しているし、スマホやデータの扱い方でも言及してきたお話。スマホで提供されるゲームなどが危険なのは、その面白さや収益性では無く、記録として保全できない点にある。新しいメディアでリメイクなりカバー作品なりが登場すればデッドコピーの形で継続されるかもしれないけど、それとて原本があるわけじゃない。本に例えるならば、いつも図書館で本を借りていたけど、その図書館が無くなっちゃったよ、というもの。手元には何も残らない。
似たような話として、光磁気系のメディアでの保存ってのもある。再生端末が無くなったらどうしよう、というのもあるけど、保存しているメディア自身の経年劣化が早く、下手をすると10年ぐらいで再生が出来なくなってしまう。ビデオテープの発掘の時にも1/4ぐらいはまともに再生ができなかったものなあ。
そう考えると、例えばゲームならばROMカートリッジ方式のものが一番長持ちする気がする。再生端末も似たようなもの。内容の良し悪しは別として、今でも現役でROMのゲームはバリバリ動かせる。内臓電池の電池切れが生じているとセーブが出来ないという難点はあるけど(汗)。
宝くじで40億円当たったらヤフオクでカートリッジ系ゲームを買い占めるのになぁ、と思ったりもするのは、こういう経験をしているから。光磁気系のメディアに記録されているゲームソフトも、そろそろ磁気劣化で遊べなくなったというものが出てくるような気がする。
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