ダミーな取引で評価をかさ上げしてからスタートするヤフオクの詐欺パターン

| コメント(0)


あるいは当方が知らないところで多分に行われていたのかもしれないけど、こういう手口がありうるのではないかなと以前から考えていて、当方が精査しているジャンルでは初めて確認できたパターンだったので覚え書きも兼ねて。

ヤフオクの詐欺業者はピンポンダッシュというか焼き畑農業的なところもあって、新しいアカウントを作ってすぐに詐欺アイテムを出品し、ある程度取引ができたらすぐに逃げる。管理側に目をつけられて出品なりアカウントを停止される前に美味しい商売をしてしまうという魂胆。しかもアカウント取得は無料だから、すぐに同じようなことが繰り返せる。ソーシャルメディアで削除処分を受けた人がすぐに別アカウントで復活するのと同じ。

で、そのようなパターンの場合、新しいアカウントの評価は当然ゼロになる。ちょっと確認すれば、そういう人は怪しまれるので取引の上でも上手くいかないことも多々ある。そこで、仲間のアカウントなり、底上げ用の専用別アカウントとの間で最低限の価格のアマゾンギフト(メールタイプ)のやり取りをして、評価を底上げし、信用を偽装してしまう。

どんな取引でも高評価は高評価に違いないから、ぱっと見では評価をそれなりに受けたものだと見えてしまう次第。実際に該当アカウントの詳細をたどれば、過去10件ぐらいの評価対象取引がすべてアマゾンギフト(メールタイプ)で、しかも金額が10円とかというのしかないってことで、怪しさ爆発カメラの(ピー)ということになるのだけど。

このスタイル、あるいはやるかもしれないなと想定してはいたのだけど、本当に手掛ける人がいるとは、ちょっと驚いた。考えることは皆同じってわけか。しかも発送元は海外(具体的国名は書かれていないけど、恐らくは西側にある国だろうな)、手数料は4ケタ台といつものパターン。

この類のものはダイレクトに規約違反をしているわけでは無いので、通報とかをするわけにもいかない。けれど注意をするに越したことはない次第。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2019年7月 4日 07:31に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「残り10%にリソースの半分が必要となる」です。

次の記事は「当たり前のことをあえて「問題だ」と騒ぐ報道」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30