ヤフオクで新しい詐欺パターン。新垢で出品すると怪しまれるので、10円単位のアマゾンギフト(メールタイプ)のやり取りを別垢との間で短期間に行って評価をかさ上げし、その上でフェイクアイテムを出品。しかも残り時間を半日にしてチェックで取り消しされる前に終わらせる売り逃げ手法。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年7月2日
あるいは当方が知らないところで多分に行われていたのかもしれないけど、こういう手口がありうるのではないかなと以前から考えていて、当方が精査しているジャンルでは初めて確認できたパターンだったので覚え書きも兼ねて。
ヤフオクの詐欺業者はピンポンダッシュというか焼き畑農業的なところもあって、新しいアカウントを作ってすぐに詐欺アイテムを出品し、ある程度取引ができたらすぐに逃げる。管理側に目をつけられて出品なりアカウントを停止される前に美味しい商売をしてしまうという魂胆。しかもアカウント取得は無料だから、すぐに同じようなことが繰り返せる。ソーシャルメディアで削除処分を受けた人がすぐに別アカウントで復活するのと同じ。
で、そのようなパターンの場合、新しいアカウントの評価は当然ゼロになる。ちょっと確認すれば、そういう人は怪しまれるので取引の上でも上手くいかないことも多々ある。そこで、仲間のアカウントなり、底上げ用の専用別アカウントとの間で最低限の価格のアマゾンギフト(メールタイプ)のやり取りをして、評価を底上げし、信用を偽装してしまう。
どんな取引でも高評価は高評価に違いないから、ぱっと見では評価をそれなりに受けたものだと見えてしまう次第。実際に該当アカウントの詳細をたどれば、過去10件ぐらいの評価対象取引がすべてアマゾンギフト(メールタイプ)で、しかも金額が10円とかというのしかないってことで、怪しさ爆発カメラの(ピー)ということになるのだけど。
このスタイル、あるいはやるかもしれないなと想定してはいたのだけど、本当に手掛ける人がいるとは、ちょっと驚いた。考えることは皆同じってわけか。しかも発送元は海外(具体的国名は書かれていないけど、恐らくは西側にある国だろうな)、手数料は4ケタ台といつものパターン。
この類のものはダイレクトに規約違反をしているわけでは無いので、通報とかをするわけにもいかない。けれど注意をするに越したことはない次第。
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