初めて黄色見た時「あ、通知来てるな」と思って「通知は何?」って聞いたら「通知とは...」と言葉の意味を説明され、「何の通知?」って聞いたら「よくわかりません」と謝られ...試行錯誤の末「通知を教えて」にたどり着いてようやく通知内容を聞けた。まるでパソコン黎明期のアドベンチャーゲーム文字数 https://t.co/DYyQ0WN7KT
— 矢野健太郎 (@yanoja) 2019年7月15日
「ひらく とびら」......「あける どあ」............「いどう しんしつ」
— 秋野草樹@つぶやかない (@akino0510) 2019年7月15日
スマートスピーカーが普及し始めてから、どこか既視感を覚えるものがあって、でもそれがなんであるのか分からなかったのだけど。今回その既視感の正体がようやく判明してすっきり感。そうだ、黎明期のテキスト系アドベンチャーのそれに近いものがあるんだ。
元々スマートスピーカーってのは音声の入力とデータ化(テキスト化)、テキストの内容の分析、結果を音声出力するという、既存の技術の組み合わせによるもの。ゲームで音声入力をするとそのリアクションをゲーム内で行ってくれるものがあるけど、それを一般の生活でも使えるようにしたまでの話。
もっとも利用ハードを思いっきり低くしたものだから、対応能力はたいして高くない。このような表現を使えばスマートスピーカー側が正しく判断して適切な答えが期待できるってのが分かる人ならいいけど、利用者の大半はそのような配慮など出来はずもなく。結果として昔のアドベンチャーゲームでよく見られた情景、相手が正しい判断ができるようになるまでフレーズを言い替えたり簡略化しなきゃならない。
これって懐かしみを覚える人はいるのだろうけど、今でも機械翻訳を使う時には必要なノウハウだったりする。特に日本語から他言語に変換する時、普段の言葉遣いを用いるとチンプンカンプンな訳語が出来てしまう。そこで正しい文意で翻訳してもらえるように、シンプルで平易な文法で元文章を書く必要に迫られる。あるいは慣用句の類ではなく意味そのものを書かなきゃならないこともある。
日本語の文法を正しく学ぶという観点では良い教材となるのかもしれないけど...ある意味、自分の考えていることを誤解されることなく相手に知らせる訓練にもなるかもしれないな。
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