「努力は必ず報われる」と指導者は言ったりするが、経験上それは間違っているなぁと思う。「努力は報われることがある」というのが正しくであり、望む結果に至るためには正しいやり方や環境などが不可欠。必要条件が揃わない状態の苦労はただの徒労となってしまう。だからまずは分析だ。
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) 2019年7月14日
教え諭される際のセリフ回しとしてよく用いられる「努力は必ず報われる」。コインを入れなきゃスロットは回せないのだから、当たりが出るまでコインを投入し続ける必要はあるし、変な調整がされていない限り入れ続けていればいつかは当たりが出るのも正しい話ではあるのだけど。
先日似たような話をしたかもしれないけど、その当たりが出るのがいつになるのかは分からない。100年先とかだったら、自分の人生では当たりをつかむのは困難。また、端末が操作されていて絶対当たりが出ないような調整がされていたら、いくらコインを投入しても当たることは無い。
努力と報われることも同じようなもので、報われるためには努力が正しい方向に向いていて、適切な機会で報われるような期待ができるやり方で行う必要がある。東京から北海道にいくのに歩きの手段を用いる人は何か月かかるんだろうってことになるし、ロケットを使って宇宙に飛び出したらいくら頑張ってもたどり着くことはできない。
努力は必ず報われる。ただし、正しい方向に向けられた努力で、適切な期間に報われる事が分かっているものに限る。そのためにもまずは精査をして分析し、報われるような努力をしていくことが何より大切になる。底に穴が開いたバケツには、いくら水を入れても一杯にならないのと同じことなのだな。これに気が付かないと、無駄に時間と努力を費やしてしまうことになるのである。
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