平成30年度の国民年金の加入・保険料納付状況について (厚労省) https://t.co/0k8F8G7qep https://t.co/NnYmta5Wvg 国民年金の納付率が低い云々との話がありますが、それは「国民年金第1号被保険者」の納付率。公的年金全体では2%ほど。未納者は138万人、未加入者は9万人。 pic.twitter.com/mh2hSkn8Jv
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2019年7月16日
先日ちらほらと目に留まった国民年金の未納話。巷では20%だの30%だのが未納者で、随分と払っていない人がいるもんだなあとか、これだけ払っていない人がいれば噂されている年金の崩壊も間近なのでは、という誤解を連想してしまう人もいるかもしれない。
で、厚労省の資料で改めて確認したところ、数十パーセント云々の未納者ってのは国民年金第1号被保険者のみに限定して計算した結果。1号ってのは自営業とか学生のお話。給料から天引きされて納付している2号・3号の加入者のことは除外した計算になっている。そして2号・3号はほぼ100%の納付率(企業側がちょろまかしたり違法に支払いをしていない場合もゼロではないけど)。
直近のデータとなる平成30年度の分は上記のようなもので、年金制度全体における未納率は数%でしかない。概算すると2.0%。公的年金制度加入者が50人いたとすると、未納者は1人のみ。
数十%も未納者がいるって話もまた、数字のトリックの一つではあるわけだ。
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