伝聞や非開示情報源からの情報発信は、発信者にも多分の責任が生じる

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例えば明らかな公開情報源からの情報ならば、そこからの情報ですと明言することで情報の信ぴょう性を底上げすることができるし、第三者による精査も容易になる。また、何か間違った内容だった場合、情報源に責がある...というか、情報源からの情報は正しいという原則の下に情報を受け取って発信しているわけだから、どうしようも無い。無論、結果的に間違った情報を流してしまわないよう、情報源そのものが怪しいところは避けたり、情報源から受け取った情報の確からしさを十分に精査するのは欠かせないけど(当方も公的情報を受け取って精査している時に、不可解さ、おかしさを実感してツッコミを入れたら、その情報は間違いでしたということで訂正を受け、公開情報源の方でも訂正が入ったという経験が何度かある)。

つまり情報源から情報を受けて情報を発信する場合、情報源の選択自身も、そしてそこから受けた情報の信ぴょう性もまた、発信側の精査能力が求められるし、情報の確からしさには責任が生じるわけだ。

なんか分かりにくいとか理不尽さを覚えるかもしれないけど、スーパーで怪しげな販売元から調達した怪しげな食品を販売してしまい、健康被害が生じてしまった場合、そもそも論として怪しげな販売元を選択した、その販売元から怪しげな食品を卸して店に並べてしまったというスーパー側にも多分に責があるのは当然のお話。信頼のおけるメーカーからの明らかに正しい内容の食品だった場合、仕方がないなってケースもあるだろうけど。

今回指摘されているような話は、情報を食品に置き換えてみれば容易に理解はできるはず。伝聞なり非開示化しなきゃならないような情報源からの情報だった場合、それを自分から発信した場合、当然自分に多分の責が生じることになる。発信するか否かは自分の選択によるものだからね。伝聞だから責任は情報源にある、でもその情報源は非開示なので責任を取らせることはできない、そして発信者自身も責任は取らないってのは都合がよすぎる。

これってツイッターのリツイートとか、報道記事も同じ構図なんだよね。他方、報道記事で顕著化しているけど、情報源を開示できないような情報であってもどしどし流し、それが誤報なり虚報なり扇動記事ということが判明しても、発信した報道側には責が無い、むしろそういう無責任な行動が許されるのが報道なんだと逆切れドヤ顔しているのが、問題なのでは無いかなと思ったりする。報道が日々無責任なことをしているから、自分達もやっていいのではないか、と無意識のうちに学習してしまっているのかもね。

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このページは、不破雷蔵が2019年7月18日 07:45に書いた記事です。

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