マスコミ、お前だったのか。普段から糾弾をしている悪い忖度をしていたのは

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「している」と「していた」でかぶっているのであまり格好良くはないのだけど。ごんぎつねの最後のセリフが脳内でエグザイル状態となったのが、先日からの某芸能事務所でのあれこれ。法事で外出して戻ってきたらツイッターのタイムラインが騒がしくなって、何事かと思っていたら色々と大きな騒ぎになっている。


無論、語った芸能人の言及の内容がすべて正しいという保証はない。けれど、あれだけの語りにおいて、その素材がリアルタイムで多数の人の目に触れた上で、それを用いて一般の報道がどのような伝え方をしていたかと見直すと、頭を抱えるような状況な次第。もっともこれは、例えば国会中継とか選挙活動中の話とかでもよくあるパターンだし、一般報道で伝えられていた内容が、一次ソースをたどるとまったく別物だったり偏向した内容だったというのは、もう日常茶飯事な状態。

それでもここ数年で話題に上ることが急に増えた「(悪い意味での)忖度」を一番やっていたのは、誰あろう、糾弾していたマスコミ側だったという、いつものオチ。


悪い意味での忖度ってどういうものだろうかとか、ジャーナリズムや報道の実情とは何だろうかとか、色々と考える素材を与えてくれた、吉本関連の記者会見と、それを伝える報道番組勢だったりする。吉本の件は色々と興味深い話に展開しているようで、今後各メディアがいかなる伝え方をするのかも、大いに注目したいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2019年7月21日 07:55に書いた記事です。

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