何話か載ってその後出ないとかあるからホント油断出来ない。単行本が出るまで切り離して保存したりしたけど今や雑誌を売ってる本屋が所沢駅から消えた(*´Д`*) https://t.co/DTqDmeii1T
— 松本規之 夏コミ12日「西あ-65a」 (@matsumoto0007) 2019年7月23日
漫画、油断するとあっというまに読めなくなるからなあ。博内和代さんとか、こんな大天才ならすぐに単行本出るっしょって思って油断して掲載誌を処分してしまい、10数年後に国会図書館にコピー取りに行く羽目になった。
— 鈴木健也/日曜-西り27a (@suzuki_kenya) 2019年7月23日
世の中にはそれこそ星の数ほど漫画は日々登場しているので、そのうちのいくつかが読めなくなっても別にいいじゃないかという意見もあるだろう。けれど一人一人にとっては、たまたま偶然に出会った作品が、かけがえのない、思い入れの出来るものであり、ずっと手放したくない、機会がある度に読んでみたいというものもある。
雑誌は基本的に単行本として集約する前のお披露目の場のようなものであり、保存することはあまり考慮されていない。まさに読み捨てのためのもの。今のウェブでの(無料)漫画掲載は、その基本コンセプトに従う限りではまったくもって正しい。読み捨ての場を増やしただけの話だから。
だからこそ、雑誌掲載分を単行本化するってのは、当たり前に、当然のように行われなければならないプロセスで、読者と出版社の間の暗黙の了解みたいなもの。けれど昔から採算ベースなり諸般事情で単行本化されないケースもあったけど、最近では出版社の体力不足で連載していたのに単行本化されないという状況がめがっさ増えている。
だったらそういう「単行本化が断念された連載作品」を、連載中ならその継続版権も合わせ、引き取るようなプラットフォームがあればいいんじゃないかな、という気もする。デジタルオンリーでもいいから。マンガ図書館Zがそれに近い気はするけど。
で、そういう現状だからこそ、雑誌に掲載されていても後ほど単行本化されるはずだからという期待で、さくさく雑誌を捨ててしまうと、単行本化は果たせずに、自分のかけがえのない作品が手元から永遠に消えてしまう事になりかねない。「油断するとあっという間に読めなくなる」ってのはまさにその通り。
基本的には単行本が出るまで、該当作品が掲載された雑誌は手元に残しておくってのがベスト。可能なら単行本が出ても残しておきたいところだけど、スペースの問題があったりするから難しい。あるいは、雑誌を画像取り込みして保存...と思ったけど、これはこれで例の「自炊」の話と合わせ、権利的に複雑なところがあるので、どうなんだろうね、という問いかけで留めておく。
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