甥っ子の家庭教師をしたとき、筆圧が弱くて字も小さくて汚かったから、これじゃせっかく正解してても先生読めないよと、重みのある大人の鉛筆とか力入れなくても書きやすい筆記具をプレゼントしたら、勉強も楽しくなってきたみたいで自ら死ぬほど勉強するようになって驚いた。
— Kumi Ebina (@kumiab) 2019年7月25日
無論根っから勉強が嫌いだとか、遊びの方が好きだという価値観を持つからこそってのも多々あるのだろうけど、中にはこういう理由があるのかもしれないな、ということで覚え書き。要は自分が書く文字が汚く自分自身でもイヤさを覚えてしまうし、他人からも読みづらいということで、文字を書くことそのものを忌避してしまう。当然、それとつながる勉強もイヤになる。けれど子供の時分では、それがどうしてなのか、何を起因としているのかが理解できないから、単純に文字を書くこと、勉強をすることがイヤになる。
けれど大人ならば、原因を認識することができ、それを解消する手段を講じることで、文字を書くこと、勉強への姿勢も大いに変わる可能性がある。
実は当方も似たようなものだった。いや、元々勉強は嫌いってわけでは無いし、文章を書くのも好きだったけど、文章の構成を足し引きするのに難儀していたし、文字そのものが絶望的に汚くて、書いているうちにその絶望感が広がっていくのがイヤになるってのはあった。けど、ワープロソフトを使えるようになり、コピー&ペーストが容易になって、自分の文字の汚さも気にしなくて済むようになった。原稿打ちパラダイス状態。
また、これは以前紹介したかもしれないけど、視力が弱くて黒板や教科書の文字が読みづらく、それが原因で学力が低くなってしまうって子供の事例も結構あると思う。文字の読みづらさが視力の低さにあること、それは眼鏡などで補正できるってことを知らないから、それが当たり前のものだと認識して、難儀な事になってしまう次第(自分は眼鏡をかけた方がよいと分かっていても、面倒くさいとか、怒られるかもしれないとか、負担をかけたくないという心配で、黙っているケースもあるのだろうけど)。
本当なら客観的な観点で確認ができる、数字化レベルでの視力検査を、子供のうちは毎年のようにやっておくべきなんだよね。
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