「人手不足」で営業時間短縮とか閉店という話が目に留まるようになりましたが、実のところは多分に「予算不足」でしかなく。なぜ「人手不足」は許容されお客に表示してもよく、「予算不足」はダメだという風潮があるのか、少々不思議です。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) July 30, 2019
労働需給の変化で人手不足が深刻化して、営業時間を短縮させていただくとか、閉店しましたという話をちらほら見聞きするようになった。大手のチェーン店などでは原因すら語らずに単に時短とか閉店のみの告知だけど、中小の企業だと結構その類の話は書かれているし、景気ウォッチャー調査のような一般企業からのコメントが得られる機会ではしばしば目に留まる。
で、この人手不足って、人材プールが絶望的に空っぽの状態ならばその通りと受け取ってもいいのだけど、現状は多分に、企業側が望んだ条件における人手がいないって話でしかない。人材プール云々ならば、プールの端から手が届く範囲にある人材にしか手を付けようとしないという感じ。網を使ってみたり、自ら入って中にいる人材を探してみたり、さらには潜ってみたりということはしていない。
要は、これまでと同じ条件、よくてもちょっとした改善ぐらいでしか人手を充足しようとしていない。手の届く範囲での人材が枯渇しているのなら、もっと手を伸ばしてみるとか、中に入ってみるとか、潜るという感じで、さらに条件を改善しなきゃならない。特にお給金面ね。
つまり、それを成さずに人手不足云々と言っているのは、多分に予算不足、さらには経営者の能力不足が実要因では無いかな、と思ったりする。時短はまだいいんだけどね。
「予算不足」は経営者の責任だが、
— パパぱふぅ@pahoo.org (@papa_pahoo) July 31, 2019
「人手不足」は労働者の責任に帰することができるから
予算不足→客単価を上げられないから→お前ら客が金払わないのが悪い
— ちょし (@chosi812) July 30, 2019
と連想しやすいからではないでしょうか。
指摘もされているけど、結局は予算不足というと自分の責になるけど、人手不足とすれば労働者側というか労働市場の、さらには社会のせいにすることができるという、責任転換が使えるからということなのだろうな、と。
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