お金はものさし

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お金ってのは元々色々なサービスや物品の価値を一元化して、他の価値との比較を容易にするための存在に他ならない。りんごとみかんを交換したい時に、それぞれの持ち主の思惑やら上下関係やらで揉めるのは非効率的なので、絶対評価基準となるお金での価格を決めることで、容易にやりとりができるようになる。他にもお金にすることで、色々なものの価値を貯めこんだり、容易に移動が可能となったりする。

そのお金の存在理由を思い返せば、お金関連の話を聞くのは何ら不思議なものではなく、正当なものだということは容易に理解できるはず。お金、価格ってのは厳密な観点での評価のものさしに他ならない。いくら太鼓持ちされてべた褒めされても、報酬がちんけなものだったら、実際に受けている評価はその額面通りのものでしかないことになる。

商品を買ったりサービスを受ける際の値切り行為も、結局は対象となる商品への評価を棄損していることに他ならない。値切らないと買わないよという意志表示は、自分はその商品には書かれている価格の価値は見いだせないってことだからね。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月24日 06:51に書いた記事です。

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