若者の車離れの理由

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クルマは、9割は止まっているとされる。そのために無駄なお金は払えないという合理性がカーシェアリングを後押しする。カーシェアリングの会員数は全国で150万人ともいわれ、それは、国内の保有台数がもっとも多かった700万台から今日500万台まで落ちた差、200万代に近い。つまり、クルマの利用者自体はそれほど減っていないといえるのではないか。事実、年齢を問わず会員は増加している。

若者の車離れに関する記事。どうもカーシェアリングの宣伝みたいな記事にしか読めないし、実際にそんなカーシェアって広がってるのか? という感はある。自分の行動領域でのカーシェア系のサービスってどんどんコケてるし。機会があれば統計を精査したいところだけど。

で、若年層の自動車離れという陳腐化したお話だけど、これは以前から何度も繰り返し伝えているし、本家サイトでも分析記事を書いているけど、車離れそのものは嘘じゃない。ただ、地方では生活必需品に違いないのでそういう場所での需要は今も昔も変わらない。必要のない場所での需要が減っていて、そのような場所に住む若年層が増えたまでの話。

日本自動車工業会が2年おきに実施している乗用車市場動向調査の最新版(2017年度)によると、大学生を含む10~20代限定の調査対象母集団のうち、自動車を持っていない人の買いたくない理由としては


買わなくても生活できる...33%
駐車場代など今まで以上にお金がかかる...27%
自分のお金は車以外に使いたい...25%
車に対して興味が無い...19%
貯金が少ない...17%

などが上位に挙げられています。属性別を見ると既婚男性では「自分のお金は車以外に使いたい」が、単身女性では「買わなくても生活できる」、世帯の誰か別の人が車を持っている人は「親の車が使える」などが特に高い傾向があります。

またソニー損害保険の新成人を対象とした「新成人のカーライフ意識調査」では、新成人の61.8%が車所有の経済的余裕が無いと考えています。


という分析コメントをしたけど、大体こんな感じ。やっぱりお金だよね。そして買わなくても生活できるとか駐車場代など今まで以上にお金がかかるってのは、お金が潤沢にあれば自動車にもまわしていいかなーと思うわけだし。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月25日 07:01に書いた記事です。

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