ヤフオクの他人の商品の写真をアマゾンのアウトレットに登録して、注文があったらヤフオクで入札して落札し、客に送りつけるというビジネスもあるのか...ヤフオクの画面をそのままアウトレットの出品写真に使っているので、一目で分かったのでござる。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) August 23, 2019
ちなみにヤフオク出品者=アウトレット担当者ではありません。案の定、アウトレット側の感想を見ると、商品が届かない、なぜか品切れになっていたとの返事があった、注文してから届くのに時間がかかりすぎるとかいう、ですよねー的なものが多々見られる次第。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) August 23, 2019
具体的商品を挙げるのはさすがに止めておくけれど。レゴの新作チェックをアマゾンでしている際に、関連商品のサムネイルでちょっと気になる、というか見た記憶のある画像が目に留まる。これ、確かヤフオクで見たよね、と。そこでその商品を確認した上で、出品しているマケプレ業者を見ると、同じようなヤフオクでの出品アイテムがずらり。特徴的なアイテムの配し方、そして出品者が他人に転用されないようにするためのアイコン的な造形の設置などで、一発で分かったりする。
これはアレかな、ヤフオクとアマゾンのマケプレを併用しているのかなと最初は思ったのだけど、それにしては金額が違い過ぎる。5倍10倍は当たり前。しかもそこからさらに関連商品を見ると、同じヤフオクの写真を使った別のマケプレ業者が複数確認できた。しかも皆が皆、名前も住所も別で、金額設定も違う(ぼったくりなのは同様)。
さらにそれぞれのマケプレの取引感想を見ると、「頼んだのに商品が届かない。在庫が無かったといわれた」「注文をした後に『商品が手に入りませんでした』と断られた」「頼んでから来るまでに時間がかかりすぎる」などの意見がずらり。時間がかかった云々は仕方がないかもしれないけど、それ以外はどう考えても、販売時には手元に実商品が無かったとしか思えない。
要はヤフオクで出品されている人気がありそうな商品について、写真を転用して数倍もの価格でマケプレで勝手に出品し、購入注文が来たらヤフオクで競り落として購入者に転送し、マージンを得ようというスタイルらしい。ヤフオクの出品価格よりも無茶苦茶高い値段になっているから、ほとんど注文されなくても上手く注文が入れば御の字だし(この辺はスパムメールと同じ仕組み)、注文が入ってからヤフオクで入札すればいいので在庫リスクは皆無。
先日紹介した「アマゾンで出品されている企業からの製品にごっつ上乗せした価格で、さらに配送手数料をもりもり状態にして、騙されて買ってくれる人がいたら大儲け」的な話と、ルートは逆だけど、やってることは同じ。ヤフオクとアマゾンのマケプレ、どちらが起点となるかというだけの話。
無論、ヤフオクだけ、アマゾンだけの利用者にとっては、使っていないサービスでの商品が手に入る、橋渡しをしてもらえるってのは嬉しいことではあるのだけど。そもそもヤフオクもアマゾンも、手元に商品が無い状態での商品提示・出品は認められていないはずではないのかな、と。
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