手取り10万から15万で働きながら都内独り暮らしをしてきた身としては、自炊をするには
— あぼ@上京六周年 (@zobonn) August 25, 2019
・調理器具などの初期投資
・ガス代もしくは電気代、水道代
・献立を考える労力
・消費期限と食べきりとを考えた上で出来る限りコスパのよい買い物
・自炊するための労力
・洗い物の労力
・保存の労力
が必要
家計のそろばん勘定をする際によく出てくるお話として、食費がかかるのなら自炊をすればいいじゃないのってのがある。材料費だけしか考えずに自炊をしろ云々ってのはどういうことなんだろうと思うのだよね。高齢者の食費がかさんでくるのも、この自炊にかかるコスト計算をちゃんとしているのかってのも一因にあったりする。
指摘されている通り、自炊をする際には単に材料費だけでなく、さまざま初期投資に加えて運用費もかかる(調理道具だって永久使用できるわけではないからね)。また、人的リソースも大分費やされるし、時間もかかる。色々なノウハウを習得しておかないと、ロスによるコスト上乗せも生じてしまう。
しかもお金まわりが厳しくなると、お金の計算を色々とこまごまやっていくことが難しくなる。怖さを覚えるってのもあるし、疲れがどっとでてしまうのだな。だったら一食分の費用としては少々高いものになるかもしれないけど、お弁当などを買って食べたり、外食をした方がいいやってことになる。自炊に必要な、多様な考えとかコストとかを気にしなくて済むからね。アウトソージングと呼んでいいのかな。
そこまでいかなくても、ある程度コストをかけずに、人的リソースを節約するってことで、レトルトや市中売りの惣菜を多用するって手もある。いわゆる中食的な考え方。
結局、エンゲル係数が上がっているのも、この辺りの発想が起因。食のアウトソージングのコストが上乗せされてしまっているだけの話。ある意味、スマート化という考え方もできるのだけど。
もの凄い雑な例えだけど。電車賃があれば電車で行ける場所に、お金がない場合は歩いていかなきゃならないって話。時間や労力をかけて、お金を節約している構図なんだな。自炊って。自分の自由が利くっていうポイントもあるけど。
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