ツイッターでの発言は誰にも見られるもの

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あまりにも利用ハードルが低いものだから、ツイッターってのは誰に対しても自由に気軽に意思表示ができ、しかもその内容は自分の思惑通りの対象にしか伝わらない、関係ない人は自分の戯言など目にも留めないだろうという希望的観測で使ってしまいがち。けれど、鍵付きのアカウントでない限り(さらに現実には鍵付きであってもコピペされる形で一般に出回ることすらある)、自分の発言は戯言でも思っただけという感覚でも友達にのみ伝えたい事だったとしても、不特定多数に広まりうるものだとの認識をするべきだし、そういう仕組みになっている。自室でパンツ一丁になっているような感覚で、駅前通りをパンツ一丁で歩き回っているようなもの。

他にもツイッターの基本的な仕組みが色々と羅列されている、しかもツイッター自身のルールとしては書かれていないものばかりなので、ざっと見だけでも読んでおくと吉。自分はそう思っていても相手は違う思惑だったってのが結構あるけど、実のところツイッターってのはそんな感じだ。

「いいね」の意味合いも色々とあるからね。日本語でそのまま解釈して肯定的な、評価するという感覚でのみとらえている人もいるし、スットコな報道がその解釈でバッシングをしたこともあるけど、現状では評価肯定以外に、単なる覚え書きとか(今ではそのための「ブックマーク」の機能もあるけど、わざわざ別のを意図的に使う人もあまりいない)、相手に読んだことを通知するために使っている人も多々いるから。アクティブソナーみたいなもの。


特にこの部分は大切。自分の視点は自分で決められるけど、自分が誰に見られるかは決められない。自分のタイムラインに流れてくるツイートたちは自分が形成した方向性によるものだし、誰が見ているか、話しに混じってくるかは自分で決めることはできない。乱入自由なゲーセンとか、一人焼き肉をしていても突然知らない人が自分の肉を突きにくるようなもの。昔のギリシャだかローマにあった、フォーラム的なものであるってことを認識しておく必要があるのだよね。

まぁ、それが嫌ならばせめて鍵付きで利用するしかない、と。ただし閉鎖した利用をするということは、相手からも見えなくなるってこと。マジックミラーみたいな都合の良い使い方は出来ないのだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月29日 07:59に書いた記事です。

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