小説読んでたんだけど料理がめちゃくちゃ得意って設定の子が「卵と牛乳、寒天を入れよく混ぜたら冷蔵庫に入れる。その間に鍋に砂糖を入れカラメルを作っておく」みたいな描写でプリン作ってたんだけど作者料理全然できねえんだな...って思って集中ができなかった...
— クリアファイル (@xtcyf289) September 3, 2019
シュークリーム作りが得意な女子キャラに材料を聞くと「グリシン」「加工デンプン」「乳化剤」とドヤ顔で答えてて、作者よコンビニスイーツかなんかの原材料表をそのまま書いてんじゃねえ、と思った少年漫画なら知ってます...。
— うたがわ百々 (@Nana01sp) September 4, 2019
以前、アシスタントにごちそうの描写を投げたらインスタント系の食材が並んだとかファミレスみたいなテーブルになったという話をした記憶もあるのだけど、基本的に創作物ってのは作り手の知識を超えた世界を作り上げることはできない。無論、能力的には色々と無茶をさせることは可能だけどね。主人公に100万トンの荷物を持たせたり、相対性理論を覆すような超理論を作り上げたり、世界経済を牛耳るような富を持たせたり。
けどその描写が、正しく適切な事実情報に基づいたものでなければ、ぱっと見では、勢いでは驚かされるかもしれないけど、すぐにリアリティの無さに気が付いて興ざめしてしまう。ポーカーをやっているのに手持ちのカードが4枚しかなかったり、プロ野球の試合で4アウトにならないとチェンジしないとか、そういう感じ。どこぞの球技のように、それをむしろ逆手にとってやりたい放題をやるエンタメ系の作品という切り口もあるけど。あるいは「俺が作った世界ではこれでいいんだよ」と開き直る手もあるけど。それで受け手がついてくるのなら。
主人公が調理師の異世界モノを読んでたら明らかに作者は料理したことないなという描写のオンパレードで、なんでこんなテーマで書いたし、みたいなのはあったなぁ。絵師さんが好きだったので表紙買いしたんだけど
— JSF (@rockfish31) September 5, 2019
無論専門的になりすぎて、正しいけど面白くないって状態になってしまうのでは本末転倒ではあるけどね。なんとか警察的な話もあまり好きではないし。
ただ、あからさまに知らんのだろうなあというのが分かってしまうと、あっという間に興ざめしてしまうのも事実ではある。舞台劇を見ていて、すっと舞台の書き割りに目が留まって、現実に引き戻されてしまうような感覚。作者が作った世界観に騙されていたいのに、それに気が付いてしまうってところ。もう少しうまくやってほしいよなあ、と。
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