「自称中級者」というか、イキリモードは話が自信ある断言になるので説得力はあるんですよね。「これを実践すればうまく行く!」とわかりやすいので、特に初心者やワナビー勢には響く。同業には「そうか?」って顔されるけど
— TANAKA U ゲーム系フリーランス (@TANAKA_U) September 8, 2019
経験があると逆に発言が慎重になるので、ワナビー勢には響かなかったりする
より経験を積むと手法に対して「絶対の正解はない」「正解は状況による」という認識が強くなってくるから、あまり断言をしなくなる。これ初心者からすると、わかりづらいんですよね。初心者のうちは正解が知りたいんで。
— TANAKA U ゲーム系フリーランス (@TANAKA_U) September 8, 2019
以前にも書いたのですが、イキリーランスなるのは、成功体験を得て事業が軌道に乗った証なので、むしろ赤飯とか炊いて祝福されてもいい。
— TANAKA U ゲーム系フリーランス (@TANAKA_U) September 8, 2019
なんにせよ、一時的なモードであって、仕事を続けて経験を積むことで、バランス感覚が出てきて静かになります。だいたいは。
これはゲーム関係の人に限った話では無く、幅広い分野で見受けられる現象。科学方面、特に震災後のあれこれでも類似のパターンによる事案が多数生じて、騙される人が多々見受けられた次第。
簡単にまとめると中途半端な知識や経験で専門筋的なポジションにつくと、自分の領域でのみ判断しちゃうから、下手をすると自分の経験則が世の中の絶対真理という認識をしてしまう。本当の専門家的な領域に達すればもっと幅広い可能性、パターンを知ったり判断できるようになるので、絶対真理的なものは無いし、可能性は高いけど確実にこうなるって話はないってことを言うようになる。けれど素人から見れば、「かもしれない」よりは「こうである」と断じた方が魅力はあるし力強いのでついていきたくなってしまうよね、と。それが正しいとの保証はどこにもないのに。
よい例が病気の治療回り。状況が改善する可能性は高くとも「絶対」などという言葉は使わない。けどインチキな界隈は「これで絶対治る」とか平気で言っちゃうわけだ。そして気が弱くなっているとなおさら「絶対」という断定のワードに惑わされてしまう。
これって単に意識だけが高い系と意識の高さを持つ人との違いとか、分かり易いことが正しいとは限らないってのにもある程度共通する部分があるよなあ、と思ったりもする。
ホント、力強く魅力的なフレーズって、使っちゃいけない領域の人ほど容易に使ってくるからねえ。
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