洋菓子店が経営破綻をしているとの話

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洋菓子店の倒産が目立っている。帝国データバンクの調べでは、いわゆる「街のケーキ屋さん」などの洋菓子店の倒産が2019年8月までに30件発生。2000年以降で最も多く発生した2018年の同時期(25件)を上回るハイペースで推移しており、通年で最多を更新する可能性も出てきた。


洋菓子店を取り巻く「消費志向の変化・客足の変化・コストアップ」の3重苦。有名店であっても生き残り競争が決して容易でない、熾烈な経営環境を物語っている。


元々件数が2ケタ台なので誤差領域の可能性も多分にあるのだけど、個人経営とか有名なブランドの洋菓子店の経営不振の話。スイーツ市場そのものは結構堅調なのだけど、それが洋菓子店に波及しないのは、「消費志向の変化・客足の変化・コストアップ」が原因とのこと。

実のところ記事のタイトルだけを見て、コストとコンビニシフトと高齢化を三大要因として予想していたのだけど、大体あってたという、ね。もっとも、この問題は洋菓子店に限った話では無かったりするのだけど。そもそも洋菓子店でわざわざ洋菓子をいただくという食文化そのものがどうなんだろう、という感じがする。時間つぶしとか雑談の場としては、ファミレスとかコーヒーやら軽食を出す喫茶店、小粋な軽食店(それこそ退職後に人気となる小売店的イメージ)の方が今ではマッチしている。


あとは指摘の通り、個人経営店とかの類となると、入りにくいってのがある。なんかハードルが高いというか、お試し的な始めの一歩が躊躇してしまうんだよね。コンビニの入り口のような気軽さが無い。なんかドレスチェックが必要なこじゃれたお店のような雰囲気がある。そういうところに気合を入れて入るぐらいなら、コンビニで買った方がいいや、ってことに。この点、まだ和菓子店はマシかな、という気がする。オープンな入口でショーウィンドウが外からも見えるようになっている。

結局のところ、周辺環境の変化に伴う自然淘汰、と見るべきなのかなあと思ったりもするわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2019年9月11日 08:03に書いた記事です。

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