セブンがオリジナル書籍を出すという報

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いま出版業界でこれまでの常識では考えらないような新しい「ヒットの形」が生まれ始めている。最近は100円ショップやコンビニから「ベストセラー」が誕生しているのだ。そうした中、日本最大のコンビニチェーン・セブン‐イレブンが10月からグループ限定オリジナル書籍の新書シリーズを発売することがわかった。その狙いとは、業界への影響とは――。その最新動向に迫った。

セブンそのものからの正式発表はまだ無いので、そういう報道があったよね、という程度のものとして。コンビニは独自の流通網を持っているし、シリーズはともかく書籍はこれまでにもいくつか出ているし、雑誌もHEROSとかいうのをいまだに発行し続けているから、セブンのオリジナルな出版物へのこだわりは結構強いものがあるのかもしれない。既存出版物の販売って観点になるとローソンも結構やってるけどね。

何でも手に入る万能店舗、とりあえずコンビニというスタイルを強調したいのならばオリジナル書籍の提供はサプライズアイテムとしては有益なものになる。中小の本屋は閉店続きで出版物に触れる機会が減っているから、書籍があることで得られるポイントはさらに高まっている。新しい部門を作ってオリジナルの書籍を作るってのは、スイーツのラインを新設して専用部局を新たに設けるぐらいの考え方なのかもしれない。

個人的にはこれの次には、ネットで応募をするなどしてネット界隈からの集客が期待できるようにする。なろう系小説ってのだとあまりにも陳腐だけど、システム的にはそれと同じ。

かじ取り次第では面白いことになるかもしれないな、と。元々中小の本屋が閉店した原因の一つは、コンビニで雑誌を扱うようになって客が吸い取られたってのもあるわけだし。

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このページは、不破雷蔵が2019年9月30日 07:48に書いた記事です。

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