「5分調べて分からなかったら聞きに来い」という魔法の言葉

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分からないこと、つまづいたこと、すぐに解消に至らないことが生じたら、自分で考えたり検証したり試行錯誤をしたり調べるといったことをせずに、即時他人に聞いてしまう。いわゆる教えて君的な挙動をとる人は、色々な事情とか理由がある。自分で判断するという行動ロジックそのものに慣れていないとか、判断をするのが怖いとか、判断による責任を取りたくないとか。

いずれにせよ、それでは単なる言われたことを繰り返すだけのロボットと何ら変わりはなく、人間としての存在価値が薄れてしまう。それはよろしくないので、よく考えてみるという思考訓練が必要なんだけど、放置してしまうと不安を覚えてしまうってのも事実。

今件ではその両方の問題を解決する、興味深い方法論。確かに「分からなかったら教えてあげる」という安全性を確保しているし、「5分調べて」という事を先行させることでまずは自分で調べるという癖をつけさせる。さらに時間に区切りをつけることで、すぐに行動に取り掛かるよう、ケツを叩くことにもなる。

勿論、ずる賢い人の場合、5分間考えている「ふり」をして、その後に回答を求めるという方法論に行き着いてしまうだろう。それが面倒で無い、やっていることがバレて叱られるというリスクを考慮しなければ、その方法が一番楽ができて確実な道だから。ただ、底まで知恵が回るのなら、さっさと自分で調べた方がもっと素早く物事を解消できて、自分の益が増えるのではないか、というところまで考えられる......とは思うのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2019年10月 5日 07:34に書いた記事です。

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