名付けるとなぜか安心する法則

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これって以前記事にしたけど、昔の人は科学現象を理解できなかったので妖怪のせいにして、その妖怪に具体的な名前をつけることで納得していた、安心していたってのと同じ。

理解はできなくても名前をつけることで対象を特定化し、脳内での区分が可能となる。見えるものは大丈夫という認識が生まれる。概念化によって検証が可能になる、検証可能なものなら少なくとも理解はできうる、よく分からない不安なものではないという、人の知恵でもある。

病気とかに限れば、自分では理解できなくても色々と具体的説明をしてもらうことで、少なくとも語っているお医者さん側は実情を把握して対応ができているのだな、という安心感を得られるってのもあるのだけどね。お医者さんが「なんかよく分からないけど、治ってしまいました」とか言ったら、やっぱり怖いでしょ?

ただ、この辺りの仕組みって、悪用されるとヤバいんだよね。デタラメでも概念化する事で安心させ、ウソの方向に人を誘導させてしまうことができる。「分かり易いけど正しいとは限らない」ってのが好例なんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2019年10月10日 06:33に書いた記事です。

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