【がいこくじん の みなさん へ】
— NHKニュース (@nhk_news) October 12, 2019
たいふう で あめ が とても ひどく なっています。
かわ の みず が あふれたり、やま が くずれたり している ところ が あります。とても きけん ですから、あんぜんな ばしょ に いてください。https://t.co/kHlFxQUAnG pic.twitter.com/9Z7pyqqbG0
今回の台風19号の到来に際し、NHKがこのような形でひらがなにて情報発信をしている。これについて、一部で揶揄するような発言を見て、それはどうなんだろうか、という感を覚えざるを得ない。
以前も言及した記憶があるのだけど、日本語の読解能力が低い人とか、海外から来た人にとっては、漢字交じりの文章では内容を理解できない場合がある。漫画などで国語の成績が悪い人が教科書を読むと、ひらがな部分だけを拾って読んでいくような、アレだ。なので今件は意味が無いわけじゃない。漢字をちゃんと読める人なら異様さを覚えるかもしれないけど。
NHKが「やさしい日本語」でツイートしたことをバカにする人が意外と多いみたいで、私はすごく悲しいです。「やさしい日本語」は大事ですよ。岩波新書の『やさしい日本語』を読んで下さい。その有用性がわかるはずです。#やさしい日本語 https://t.co/zARi0LdnVw
— はりねずみ (@bugattistep) October 11, 2019
ひらがなの災害情報を見て「英語で発信を!」というツイートを見かけますが、「在住外国人」が読める文字の調査は次のとおりです。ですので、ひらがなでの表記は合理的なのです。私たちの研究でもその点を踏まえて提案をしております。詳しくは『街の公共サインを点検する』(大修館書店)で。 pic.twitter.com/cHCNBLL9ng
— KRBYS (@Kurab_H) October 11, 2019
これを馬鹿にするコメントがたくさんあって悲しい、漢字の方が自動翻訳できるとか英語にしろとか、そんなの他がいくらでもやってる
— シオタシオリ (@shiotashi0ri) October 10, 2019
「災害 やさしい日本語」で調べてくれ
認知度が低いのは知っていたけどまさか叩かれる対象とは思わなかった 第一印象でこれを笑うのはやめてくれ https://t.co/lrndIqQhPK
これ割とマジな話で、ウチの会社にいる中国人とベトナム人も英語が読めないから、彼らに配られる資料とかの文字は全部ひらがなで書かれていたり、振り仮名が振ってあって、彼はそれでちゃんと理解できている。
— TAKA@7thナゴド両日現地参加 (@alice_herb) October 12, 2019
「NHKは外国人を馬鹿にしてる!」とか騒いでる連中はもっと調べてから発言しようや。 https://t.co/boycfjw52H
NHKが平仮名で情報発信してるのを外国語にしろだろ何だのとイチャモン付けてるのおるけど。
— HARUKAZE(春風) (@harukaze_JSDF) October 11, 2019
日本に住んでる外国人、多い国から順に
中国・韓国・ベトナム・フィリピン・ブラジル・ネパール・台湾・米国...
駅の案内みたいに英語・韓国語・中国語に訳しても、通じない人が相当いる。
適切なツッコミをする人も多くて一安心。
ただ、ひらがなで無いと内容を把握できないような人が、普段からこの「通常時は漢字でツイートをしているアカウント」をフォローして情報を取得しようとしているかな、と考えてみると、今回のひらがなツイート群はどこまで意味があるのかなと思ってしまう。
やるのならこの類のツイートだけを行う専用のアカウントを用意して、そのような内容を望む人をそちらに誘導すべき。日本語しか読めない人が英語の新聞を取るはずも無く、非常事態において日本語の記事を掲載してもどれほどの意味があるのか、ってのと同じなんだよね。公共施設でのポスターとかなら話は別だけど。
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