朝日がまた虚報を流している。ギャラップが行う恒例の国際調査の設問は「見知らぬ困った人を助けたいか?」ではなく、「見知らぬ困ったことを助けたことがあるか?」。実際に困った人が発生する比率について一切考慮されない設問。対象が少ないほど低位となるのは常識。https://t.co/9nzplWaqXj
— 六衛府 (@yukin_done) October 20, 2019
この手の記事に騙されてはならない。統計分析専門家の記事が役に立つ。
— 六衛府 (@yukin_done) October 20, 2019
「この調査で日本人が最も低い値なのも、日本人が人助けしない冷たい国民だからなのではなく、じつは助けなければならない相手が周りに少ない理想的な社会だからだと理解することも可能なのである」https://t.co/FD2dTAx4ow
先日ちょいとトレンドに上がった、「日本人は人助けをしない、薄情な国」という話。また適当な調査結果でいい加減に騒いでいるだけだろうと思ってスルーしていたのだけど、一応元ネタが確定できたのと、また朝日か事案だったので覚え書きも兼ねて。
要は一次ソースの設定や実内容を勝手・都合の良いように解釈して伝えてしまっているという話ではある。だからこそ、一次ソースのチェックが欠かせない。今件は例えるなら、自動車がほとんど無かった時代に、交通死亡事故者は少なかったよね、というのと同じお話。冷たいとか薄情云々という話ではなく、そのような機会に遭遇するケースがあまりないというまでのこと。あるいはアレだ。【縁の下の力持ちは得てして評価されない】で解説した名医の話のような。
一次資料 CAFのCAF WORLD GIVING INDEX 10TH EDITION https://t.co/MGwPS41l7k にあるDownload your copy nowから。精査は略。それにしても朝日はどこから拾って日本叩きネタにするのか...https://t.co/S0rQfOkR0T pic.twitter.com/PME8Kc7n0y
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) October 20, 2019
朝日がどれだけ恣意的な解釈で世論を煽っているかお分かりいただけるだろうか。
— 六衛府 (@yukin_done) October 20, 2019
この調査の質問項目は前回と変わっていない。しかもin the past month「先月に・この一か月で」というおまけまで付いている。この六衛府、先月、目の前に困っている人と遭遇していない。
※CAF https://t.co/xKkIJe8SGN pic.twitter.com/yQZRPwhh07
ちなみに厳密には「Have you done any of the following in the past month?」「Helped a stranger, or someone you didn't know who needed help?」。見知らぬ人が助けを求めているのを見つけて手助けをするって状況は滅多にないけどねえ......。さらに並列されている他の設問を見るに、「チャリティで寄付をしたか」「ボランティア活動に参加したか」とあるので、それ系統のものではとの認識もしているかもしれない。要は明確な社会慈善活動。
ちなみに一次ソースの報告書を読んだ限りでは、該当部分について、日本に関する言及は特に無し。つまり、何らかの問題があるような動きではないということ。さらにいうとこの報告書、ギャラップ調査の結果を基に慈善団体が作ったもの。日本がそのような行為で問題視されるような結果であれば、それを指摘してもおかしくないのだけど、そのような表記は全文において皆無。
この類の話が確認されると、実は朝日系列は常日頃からこの類の日本ディスりを日常茶飯事的にやっていて、これまで発覚していなかっただけではないかという懸念がシュールストレミングな香りレベルで覚えてしまう。
というか、朝日ってどうやってこの類の話を探してくるのだろうか。日本叩きできる材料はないかと常時目を光らせているのか、密告もといご注進を受け付けているのだろうか。
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