テレビタレント的な人がSNS、特にツイッターで次々スットコな実情を暴露してしまうのは、テレビにおける演出や編集、シナリオ無しに語るからに他ならないのですよね。その人の素(の一面)が披露されてしまう。善人を演じる役者本人が善人であるとは限らないのです。
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) October 23, 2019
3000円のパンケーキ問題が最近ではよい例だけど、テレビタレントとかタレント的な立場にある「有識者」がソーシャルメディア、特にツイッターを始めると、テレビでの博学で人物ができているような印象とは裏腹に、反社会的なイキガリズムの存在だったり、知識も品格も足りないスットコドッコイヤーだったり、意識だけ天空まで届くような高さの存在でしかなかったり、単なるおバカさんだったりという実情がバレる、つまりは化けの皮がはがれる事例が相次いでいる。
でもこれって見方を変えると、ソーシャルメディア上での言動が素の状態の内面吐露であって(無論それがすべてではないけど。他方、ツイッターは利用ハードルが低いため、内面が出やすいことでも知られている)、テレビや新聞で見えてくる姿ってのは、演出や編集、シナリオで形成された作り物でしか無いのだよね。つまり、出てくる人は単なるお人形。さらにフォトショップさながらな加工を受けている。
いくらテレビや新聞でカッコいいように見えても、その人自身が本当にその性質を持っているわけでは無い。単に仮面をかぶっていて、その仮面がカッコイイというだけの話かもしれない。本来テレビなどの舞台に出る人の、素の姿などを見る機会は滅多になかったのだけど、ソーシャルメディアでダイレクトに見ることができるようになった、なってしまった。
視聴者からはテレビという舞台でも、ソーシャルメディア上でも、その人を見ていることに違いは無い。その辺りをしっかりととらえていないと、ソーシャルメディアって自分の素を出していればいいんだと考えていると、色々と大変なことになるってことを、もう少し知っておく必要があるのではないかな、と。
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