アマゾンで暗躍する中華系詐欺業者

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先日、Amazonで「猫じゃすり」を注文しました。呉市のヤスリ製造業者さんが開発した、猫を撫でる道具です。大人気でバックオーダー、順番待ちになっている。ところがAmazonで[正規品]と書いて正価より1000円安い、という商品が出ていたのです。喜びいさんでポチりました。しかしこれが詐欺サイト、いやいや、天下のAmazonに堂々と出店している詐欺業者だったのです。

昔からこの類の話は少なからずあったのだけど、最近になってどうも頻度が高くなってきたというか割合が多くなってきたというか弊害がダイナミックなものになってきているので、覚え書きも兼ねて。

今回上げたのは、正規商品名で検索しても中華のパチモンアイテムが上位表示されるし、そのパチモンアイテムには太鼓持ちレビューばかりが載って、本物のアイテムには誹謗中傷のスットコレビューがもりもり出ているという、教科書に載せてもいいぐらいの典型的な詐欺商法の手立てパターン。そして商品名に「[正規品]」と書くことで本物に見立てた商品を手にして騙されてしまったというお話。

以前、フェイク出品を激安で行って顧客のデータを盗取するという詐欺事件が横行した時にも喚起したのだけど、現在のアマゾンでは基本的にアマゾン直売以外のものを買ってはいけない。マケプレ厳禁。そりゃ確かにマケプレ業者にも真面目なところはあるけど、それを見極めることができない・面倒くさいのなら、素直にアマゾン直売のみで買うこと。なければ買わない。ビックとかヨドバシの方がその類のリスクは無いので安心。


カメラに限らず、この類のインチキなマケプレな業者って十中八九は中華系。偏見だ何だといわれるかもしれないけど、実情なのだから偏見も何もあったもんじゃない。発売前に翻訳ソフトを介したような日本語でQ&Aが埋め尽くされているとか。しかも内容がほとんど宣伝と同じ。

精査しなきゃ駄目だ、アマゾン直売が無難。けれどスマホ経由の場合、表示画像が小さいなどの理由で、そこまでの精査が難しいのも実情。悪質業者はそれを狙っているのだろうけど。

似たような話はヤフオクでも沢山確認できるのだよね。レゴ系列に限ったものでも。色々と悪質な手法を紹介して注意喚起したいけど、当事者から嫌がらせを受けかねないのでまだまだ慎重に。情報の共有ができないのは残念。


これも以前解説した記憶があるのだけど、アマゾンとかヤフオクでの詐欺業者で自動出品アプリを使っているらしく、操作を誤って別の商品の写真を使っていたりとかって結構あったりする。さらにヤフオクでは、アマゾンで利用者が投稿した写真まで使用されるロジックがあったりして、当方のレゴの写真が出品一覧に登場したとか、不可解なケースも確認されている。ヤフオクの場合は、メーカー提供の写真が使われているケースはまず疑った方がいい。

ぶっちゃけた話、利用者側がこのような形で色々と注意しなければ正しい利用ができないサービスって、サービスとしては失格なんだよね。その辺、アマゾンとしてはどう考えているんだろうか。いくつかのルートで問い合わせてみようか。「努力してます」という返事が来ても「成果が出ていないどころか状況が悪化しているのはどのように弁明するのか」というツッコミをせざるを得ない事態に陥っているのに。

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このページは、不破雷蔵が2019年10月26日 08:01に書いた記事です。

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