企業の6割、正社員が不足 経営や職場環境に影響(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/3iEGLHNvAM 一次資料の提示や人手不足の多分は企業側の提示条件が厳しいからではないかとの推論。
— 140gnews (@140gnews) November 1, 2019
記事そのものはさほど大きな取り扱いでは無かったはずなのだけど、ツイッターでの当方のタイムライン上では色々と突っ込まれていたこの話。共同通信側も結局は政府ガーを言いたいだけじゃないのかという雰囲気がぷんぷん漂ってきたり。
一次資料は 労働政策研究・研修機構の9月18日発表 記者発表『「人手不足等をめぐる現状と働き方等に関する調査(企業調査・労働者調査)」結果』 https://t.co/SwV9wMtbV3 また 令和元年版 労働経済の分析 -人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について- https://t.co/5aYbvLQfSw 。 pic.twitter.com/wkWWNa9EOT
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 1, 2019
企業側認識の不足理由は「新規の人材獲得が困難になっている」「従業員の自発的な離職の増加」「景気の回復に伴う事業の拡大」「定年退職や再雇用期間が満了を迎えた従業員の増加」。 pic.twitter.com/7jcaiCIOpy
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 1, 2019
募集しても応募が無いというのが5割後半、応募はあるけど質が低いが2割強、応募があり質は相応だが処遇で折が合わずが5.1%、採用したけど早期離職されたが9.6%。 pic.twitter.com/ReBqvKUwAh
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資質が満たないとの内容は「意欲、熱意」「専門性」「業務経験」「人柄」「コミュ力」が上位 pic.twitter.com/yy1Ar2I5jr
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 1, 2019
求職者との間の折衝で折り合わなかった条件は「賃金水準」「労働時間・休暇」「職務内容」が上位。しっかりと提示していれば、これらの条件で求職者が望まない水準ならそもそも求人に応募してこないので、これらの条件は極めて重要...というより求職者が満足する条件を提示していない企業側に問題あり。 pic.twitter.com/2YyCZXmZJR
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 1, 2019
不足している職種部門を見ると、高度な技術・経験を求める、つまり高雇用条件が必要不可欠なところほど、人手不足感が強いのですよね。 pic.twitter.com/dZRAgg4IbO
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) November 1, 2019
で、この類の話は今や一次ソースをたどらないと状況の真理は見えてこないのが定説となっているので、苦労して探し出したのがこれ。10月31日に明らかになったというけど、発表されたのはそれよりも結構前の話で、なにドヤってるねんというのはさておき。
景気ウォッチャー調査のコメント解説でも繰り返し言及しているけど、現状の人手不足の多分は、政府がとか働く側の意識がとかいう問題では無く、雇用する企業側の意識が変化していない、かつての人手余りで履いて捨てるほどいるから買い叩いてもノープロという状態から変わっていないのが問題なんだよね。
雨が降ってきても晴れているのと同じ状態で外歩きをしたら濡れてしまったりとか、夜になったのに昼間同様にライトをつけずに走ったら事故ってしまったのに、自分は悪くない、世の中が悪い、法律が悪いとへそを曲げているようなもの。
このへんの感覚ってのは本質的なものでなかなか直るものでは無いから、結局のところは自然淘汰されていくしかないのかなあ、というのが実情だったりする。そしてそれが健全な労働市場の育成にもつながる次第。高い給金などの相応な条件を提示し続けていれば、その業界・方面での就労にメリットを見出す人が増え、目指す人が増えるので、人材プールも充実するようになるのだから。
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