デジカメ販売、8年で7割縮小 岐路に立つカメラメーカー(BCN) - Yahoo!ニュース https://t.co/1QacPwhwmh スマホが代替しているので高級・高性能品以外は存在意義はあまり無いとの実情と、消費動向調査を基にした普及率や買い替え年数の実情を補足解説。
— 140gnews (@140gnews) November 10, 2019
7割に縮小したのではなく、7割も縮小して3割になっちゃったというのだから、それがどれほどすごいことなのかは容易に理解できる。単なるデジカメとのくくりで、コンデジから専門高性能機まで含めた結果としての値だから、ちょっと腰を抜かす(台数計算だから仕方ないけど。販売金額ならもう少し数字は穏やかかも)。
もっとも、写真を本格的に楽しみたいのなら話は別だけど、スナップ的な使い方とかネタ画像を作るためとか、個人レベルでの画像保存ってところなら、スマホのデジカメ機能で十分過ぎるので、わざわざデジカメを別途買う必要は無い。買ったとして、スマホとは別にいちいち持ち歩くのも面倒くさい。ならば手元にあるので構わないし、新しくデジカメを買うことも無い。最初からスマホを使っている人は、別口でデジカメを買う必要がどれほどあるだろうか。格好つけるため? その人らに向けた市場を期待するのは間違っている。
デジカメの買い替え需要は減少中で、買い替え年数も延びる一方。消費動向調査によれば二人以上世帯におけるデジカメの買い替え年数は2005年時点で2.9年だったものが2019年では6.0年にまで延びています。単身世帯でも2008年では3.2年が2019年では6.7年。
またデジカメの世帯普及率は二人以上世帯で2013年の77.0%がピークで以降は漸減中、2019年では65.6%にまで落ちています。単身世帯ではスマホで代替してしまうためか普及率は低く、35.7%でしかありません。
元々デジカメってのは便利で安価ではあるけど、同時に手軽に写真や動画を撮るために登場したもの。写真などへのアプローチを劇的に下げてくれたことに違いは無い。ただその役割を果たし、より一層強力なパワーを持つスマホが浸透しているので、お役御免状態になってしまっている。スマホじゃできない専門的な分野における専用機以外は、ね。
そりゃ確かにコンデジレベルのデジカメでも、スマホにできないことができるってのはある。けれどその機能を必要としている人が、その機能のためにわざわざデジカメを調達しなきゃならない人がどれだけいるのかと考えると......。まぁ、現状は仕方がないし、今後も発想の転換をしないと市場は縮小していくばかりだろうな。
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