セルフレジに小銭...のやつ、あれは「財布の中にある小銭を入れる(実際の投入量は少ない)」というニュアンスだったのに、なぜか「家にある貯金箱の小銭を入れる(投入量が多い)」になっているんだよなあ。
— sis_sis (@sis_sis) October 30, 2019
日本人の文盲率は低いはずだけど、文章の内容や文脈を理解することが出来ない人が多すぎる。
セルフレジ周りの話でもう一つ。指摘されている通り今回ネタ話として大きく持ち上がった最初の話は、財布に残っている小銭を入れるということであったはずなのに、いつの間にか自宅からわざわざ小銭を持ってきてぶち込んだり、財布の中身をゴミとか小銭以外のものまでお構いなしに放り込んでしまうというスットコドッコイな人を呼び寄せるようになってしまった。元々その類の話はあったのだろうけど(銀行や郵便局のATMが好例)。
この類の話、文脈を理解できないというよりは、自分都合で勝手に「こういう解釈もできるんじゃないかな、できるよね、きっとそうだな、違うかもしれないけど俺様はそう解釈したから問題ないんじゃない」というロジックが働くタイプの人がいるのだと想定すると道理は通る。自分の都合の良いように世の中を書き換えてしまう、自分自身にも嘘をついてしまう。自分の利益の最大化のために。
このようなタイプ、残念ながら結構存在しているし、テキストベースでのやり取りだとこの強引かつワガママな解釈で良しと自己結論に至るパターンが多いのは否定できない。統計の取りようは無いのだけど。
このへんの話は文盲云々とはまったく別の話で、いくつかの要素が考えられる。元々一定率存在していたのがネットによる可視化で目立つようになったとか、ネットでの文章との接触機会が増えてざっと読み・単文読みに慣れてしまう人が増えたからとか、長文離れが進んで読解力が落ちているとか(エンタメ系のコンテンツは得てして、短時間かつつまみ食い的傾向が強くなっている)。
さらにいえば、報道媒体などが積極的にそういうやり方を率先しているってのもあるのだろうな。日ごろ接している報道がやってるんだから、自分達もやっていいんじゃん、お手本にしてもいいのでは、という認識を無意識のうちにしてしまっている。
おバカさんな話にはしっかりと指摘しないと、もっと悪化してしまうだけだから、ちゃんと間違っているのだとツッコミを入れて正すのが、本人のためにもよいことではあるのだけどね。
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