就活ルールと青田買い

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企業が就職・採用活動日程で足並みをそろえる「就活ルール」の形骸化が進んでいる。政府は2022年春に入社する現在大学2年生の面接解禁時期を、従来通り大学4年時の6月とする方針を決定。だが、内閣府の調査では、19年度の就職活動で5月までに最初の選考面接を受けた学生は9割を超え、依然「青田買い」が続いている。

経団連が就活ルールを止めにして、代わりに政府が罰則のないルールを設けることになるということで、就活生自身が大分混乱しているというお話。元々経団連のルールの時にも、経団連に属していない企業は我関せずとばかりに行動していたし、政府の旗振りでルール化しても罰則が無ければ破ってしまうのは明らかなお話。

だったら就活ルールそのものを無くして、通年採用に切り替えればいいじゃないかという感はある。理屈の上ではそれが一番だし、面倒くさいことを考えなくてもよくなる......のだけど、大学の就学そのものが3月卒業となっているので、通年就職ってのが難しくなってしまうのも事実ではある。


一次資料を見ても、就活生のほとんどは就活ルールはあった方がいいという思いを抱いているのが実情ではある。

ただ一方で、個人的には通年採用にして就活ルールも入社式の類も無くした方がいいのかもしれないな、企業に全部放り投げた方がいいのかもしれないと思っている。企業側は入社式はともかく新人の育成カリキュラムが大変(一括しての運用ができない)ってのはあるのだろうけど。そもそも大学って就職のための腰掛じゃないんだから、大学生の就学が企業の採用に振り回されるのは筋が違う気がする。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月10日 08:08に書いた記事です。

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